愛猫がカナガンキャットフードを食べない・食欲不振の原因と解決法は?

「健康に良いものをと思って買ったのに、カナガンキャットフードを食べない」

「食いつきが良いって聞いていたけど、うちの猫は全然食べない」

カナガンキャットフードについて、このような悩みを抱えていませんか?

 

カナガンキャットフードは、グレインフリー、香料・着色料不使用、ヒューマングレードの原材料など、猫の健康を第一に考えて作られたプレミアムキャットフードです。猫の健康を想い、カナガンキャットフードを愛用している愛猫家も多いです。

しかし、プレミアムキャットフードだからこそ値が張るのも確か。せっかく高いお金を払って買ったのに、愛猫が食べてくれないとショックですよね。

 

この記事では、愛猫がカナガンキャットフードを食べない4つの原因とその対処法を徹底解説します。もしもあなたが愛猫がカナガンキャットフードを食べないことで悩んでいるなら、この記事で紹介する対処法を試してみる価値があります。猫のライフステージごとの食べない原因も解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

カナガンキャットフード 食べない【目次】

カナガンキャットフードを食べない原因と対処法1:フードが変わったばかり

カナガンキャットフードを食べない原因として、「フードが変わったばかり」ということが考えられます。

 

猫は人間が思う以上に、環境の変化に敏感。

食べ慣れているキャットフードから急にカナガンキャットフードに切り替えたり、キャットフードの種類を変えたばかりである場合、新しいキャットフードを食べないことはよくあります。

 

好奇心旺盛な猫であれば、初めてのキャットフードに飛びつく可能性もあります。

しかし、警戒心の強い猫であれば、一口も口にしないということもあるかもしれません。

これは、猫の性格に大きく左右されますが、対処法が全くないというわけではありません。

 

フードが変わったばかりで食べない可能性がある場合、以下の対処法を試してみてください。

 

【対処法①】前のキャットフードから急に変えずに、少しずつ混ぜて移行する
慣れ親しんだフードにカナガンキャットフードを混ぜ、少しずつその割合を増やし、最短でも7日間かけてカナガンキャットフードに慣らしていきます。

1日目:食べ慣れたフード75%+カナガンキャットフード25%

3日目:食べ慣れたフード50%+カナガンキャットフード50%

5日目:食べ慣れたフード25%+カナガンキャットフード75%

7日目:カナガンキャットフード100%へ完全移行

 

【対処法②】食べないからと言ってすぐにキャットフードを下げない
カナガンキャットフードを食べないからといって、すぐに片付けてしまうのはあまりおすすめしません。

猫は警戒心が強いため、初見のフードは食べないことの方が多いです。

しかし、しばらく置いておくことで、興味が湧いてきたり、少し食べてみたりと、行動に変化があることもしばしば。

すぐに食べなくてもフードの匂いや存在に慣れれば食べることもあるので、最低でも10分は出したままにしてみましょう。

なお、フードの劣化の可能性もゼロではないため、1時間以上出したままにするのは控えた方が良いです。

 

【対処法③】時間をおいてもう一度あげてみる
しばらく置いておいても口をつけない場合、猫が空腹になるのを待ってから再度あげてみるのも良いです。

あまりお腹が空いていない状態で真新しいキャットフードを出されたら「食べなくてもいいや」と思ってしまう猫でも、空腹であれば食べる可能性があります。

 

カナガンキャットフードを食べない原因と対処法2:病気の可能性

カナガンキャットフードを食べない原因として、猫に病気がある可能性も考えられます。

これは、カナガンキャットフードに限った話ではありませんが、病気が原因で食欲不振になることは珍しくありません。

 

細菌やウイルスなどの感染症に罹患していたり、虫歯や歯周病で歯が痛んだりしている可能性もあります。

 

また、鼻のポリープや喘息など、嗅覚に障害が生じていることもあるかもしれません。

猫は、味を感じ取る器官の味蕾が人間の1/5しかありません。そのため、匂い刺激により食欲の中枢が刺激され、食べるという行動を誘発しています。

つまり、嗅覚に障害があれば、匂いから食欲を誘発できずに食欲不振になってしまうのです。

 

病気の可能性がある場合の対処法は、以下の通りです。

 

【対処法①】普段との違いはないか、よく観察する
下痢や嘔吐はないか、水分は摂れているか等、キャットフードを食べないこと以外に、普段と大きな変化がないか確かめてみましょう。

下痢や嘔吐があったり、水分が摂れていない場合、感染症の可能性があります。

慣れ親しんだキャットフードでも食べない場合は、病気の可能性が高いでしょう。

一時的であれば問題ありませんが、2日間食べない状態が続くと体力も落ちてしまいます。早急に動物病院を受診し、治療などの対応を仰ぎましょう。

 

【対処法②】歯を触ってみる
猫の口を開けさせて歯を軽く触ってみることで、虫歯や歯周病のスクリーニングをすることができます。

歯を触られることに対して、すごく嫌がったり痛がったりする場合、虫歯や歯周病の可能性があるかもしれません。

こちらも対処法①同様、専門機関を受診して、治療してもらいましょう。

 

カナガンキャットフードを食べない原因と対策3:人工的な香料や調味料に慣れてしまっている

カナガンキャットフードを食べない原因として、「人工的な香料や調味料に慣れてしまっている」ということも考えられます。

 

カナガンキャットフードは、無添加のキャットフードであり、香料や着色料などを一切使用していません。そのため、人工的な香料や調味料を使用しているキャットフードを食べていた猫は、少し抵抗がある可能性があるのです。

 

カナガンキャットフードは、人工的な香料ではなく、チキンオイルやサーモンオイルといった天然の原材料由来の匂いがキツめ。

キツい匂いから猫の食欲を増進させていますが、この匂い自体が苦手という猫もいるのです。また、カナガンキャットフードの匂いでは満足できない、という猫がいる可能性もあるかもしれません。

 

これらを踏まえた上で、人工的な香料や調味料に慣れてしまっていることでカナガンキャットフードを食べない場合の対処法は、以下の通りになります。

 

【対処法①】カナガンキャットフードのフレーバーを変えてみる
カナガンキャットフードには、チキンとサーモンの2種類のフレーバーがあります。

フード自体の匂いが苦手な場合、フレーバーを変えることで食べるようになる可能性があります。

 

【対処法②】前のキャットフードに混ぜて少しずつ移行していく
前のキャットフードは問題なく食べているのにカナガンだけ食べないという場合には、前のキャットフードとカナガンキャットフードを混ぜて与えてみるのも手です。

人工的な香料や調味料には中毒性があるため、少しづつ移行していくことで、依存性が低くなることに期待できるでしょう。

 

【対処法③】キャットフードを温めてみる
キャットフードは、温めることで匂いが強くなります。

ぬるま湯でカナガンキャットフードを温めることで、匂いから食欲誘発に繋げられる可能性は高いです。

※熱湯を使用すると栄養素が飛んでしまうため、必ず「ぬるま湯」を使用するようにしてください。

 

カナガンキャットフードを食べない原因と対処法4:食事環境の変化

カナガンキャットフードを食べない原因として、「食事環境の変化」も考えられます。

 

食事環境の変化と聞くと、食事をする場所や容器が変わったと思う方が多いのではないでしょうか?

これらはもちろん食事環境の変化に違いありませんが、「食事環境」に含まれるものはこれだけではありません。

 

食事環境には、以下のものが含まれるのです。

  • 食事をする場所
  • フードが入っている容器
  • フードが出される時間、提供から片付けまでの時間
  • フードの形状(形・硬さ)

 

キャットフードの種類を変えることで、フードの形状が変わってしまうことは珍しくはありません。

特に、カナガンキャットフードは、長さ10mm、厚さ5mm〜8mmと、一般的なキャットフードよりもやや大きめ。厚さもあるため噛み応えや食べ応えがある反面、食べづらいと感じる猫もいるでしょう。

 

食べづらいものは食べない、という猫も多いため、キャットフードの形状が問題で食べない可能性は高いでしょう。

 

食事環境の変化が原因で食べない場合、対処法は以下の通り。

 

【対処法①】キャットフード以外の条件は変えない
キャットフードの形状が変わってしまうことは、仕方のないことです。

キャットフード以外の条件、つまり、食事をする場所や容器、食事を提供する時間など、変えずに済むものに関しては、極力同じ条件で揃えてみましょう。

 

【対処法②】キャットフードの形状をそろえる
キャットフードの形状変化により食べない可能性がある場合、フードの形状を揃えて試してみましょう。

トンカチで食べやすい大きさに砕いたり、ぬるま湯でふやかしてウェットタイプに近い形状にしたり、慣れているフードに近い形状で与えてみてください。

 

カナガンキャットフードを食べない主な原因と対処法を子猫・成猫・シニア猫別に解説

カナガンキャットフードを食べない原因は1つではなく、いくつかあります。

ひとつひとつ確認していければ良いですが、なかなか大変な作業であるのも確か。

 

ここでは、子猫・成猫・シニア猫など、猫の年齢別に生じやすい食べない原因と、その対処法を紹介します。

 

食べない原因 対処法
子猫 フードが大きい 食べやすい大きさに砕いてあげる。
フードが硬い ぬるま湯でふやかしてあげる。

ウェットタイプのフードに混ぜて柔らかくする。

消化不良 便の状態を確認しながら、フードの量を調整する。

・便が緩い場合:5g減らす

・便が硬い場合:5g増やす

病気の可能性 猫の状態を観察(便の状態、鼻詰まり・風、尿の量と色、水分摂取量)し、普段と違いがあるようなら動物病院を受診する。
成猫 フードに慣れていない 食べ慣れているフードに少しづつ混ぜ、1週間〜2週間程度かけて全移行していく。
匂いが苦手 他のフレーバーを試してみる。
興味がない

匂いが弱い

フードをぬるま湯で少し温め、匂いを誘発してみる。
病気の可能性 猫の状態を観察(便の状態、鼻詰まり・風、尿の量と色、水分摂取量、口腔内の状態)し、普段と違いがあるようなら動物病院を受診する。
シニア猫 フードが硬い ぬるま湯でふやかしてあげる。

ウェットタイプのフードに混ぜて柔らかくする。

消化不良 便の状態を確認しながら、フードの量を調整する。

・便が緩い場合:5g減らす

・便が硬い場合:5g増やす

お腹が空いていない 時間を空けて再度提供してみる。

シニア猫は活動量が少ないため、成猫よりも空腹になりにくいため。

病気の可能性 猫の状態を観察(便の状態、鼻詰まり・風、尿の量と色、水分摂取量、口腔内の状態)し、普段と違いがあるようなら動物病院を受診する。

 

子猫、成猫、シニア猫により、カナガンキャットフードを食べない理由は少し変わってきます。

 

子猫の場合、すでに他のキャットフードを食べている可能性はあまり高くありません。

仮にほかのキャットフードを食べていたとしても、ほぼ口にするのが初めてという環境であるため、カナガンキャットフードの味自体が問題にはなりにくいです。

子猫は、口腔機能や咀嚼機能が未成熟。そのため、他のキャットフードよりも大きく厚いカナガンキャットフードは、子猫にとって食べにくいかもしれません。食べやすい大きさや柔らかさにしてあげることで、食べるようになる子猫も多いようです。

また、子猫は消化器官も発達途上です。カナガンキャットフードはグレインフリーであるため、消化器官に負担をかけにくいですが、子猫に合った給餌量でないと、消化不良になる可能性もあります。カナガンキャットフードの公式サイトに記載されている子猫の給餌量と、便の状態を見ながら量を調整してみましょう。

なお、カナガンキャットフードの公式サイトに記載されている子猫の給餌量は、以下の通りです。

 

成猫時の体重(kg) 2〜5ヶ月の子猫の

1日の給餌量

6〜9ヶ月の子猫の

1日の給餌量

10〜13ヶ月の子猫の

1日の給餌量

1〜2kg 25〜35g 45〜50g 55〜65g
2〜3kg 35〜50g 50〜60g 65〜70g
3〜4kg 50〜55g 65〜75g 75〜85g
4〜5kg 65〜80g 85〜95g 95〜100g
5〜6kg 80〜95g 95〜105g 105〜110g
6〜7kg 95〜115g 115〜120g 120〜130g
7〜8kg 115〜120g 120〜130g 130〜135g

 

成猫の場合は、ある程度猫の好みが確立してきています。

そのため、普段食べているキャットフードとの違いに戸惑ったり、カナガンキャットフードに順応するまでに時間がかかる可能性が高いです。急に全移行するのではなく、食べ慣れているキャットフードに混ぜながら、少しずつカナガンキャットフードに慣らしていきましょう。

また、成猫では虫歯や歯周病、病気などの可能性も高まります。普段と様子が違う場合には、動物病院で診てもらえると良いでしょう。

 

シニア猫の場合、活動量の低下によりお腹が空きにくくなります。

空腹でないためにキャットフードを食べない、という可能性も大いに考えられるのです。時間を空けて提供したり、少し遊んでから食べさせるのも良いでしょう。

また、高齢になるにつれ、消化機能や口腔機能が低下したり、病気になったりする可能性も高まります。食べないことは、体力低下を引き起こすだけでなく、病気になりやすい体を作ってしまいます。わずかでも異変を感じたら、動物病院などの専門機関を受診することをおすすめします。

カナガンキャットフード 食べない【まとめ】

この記事では、カナガンキャットフードを食べない原因とその対処法について解説しました。カナガンキャットフードは、他のキャットフードと比べるとやや大きく食べにくい可能性があります。

 

キャットフードを食べやすい形状にしたり、食事環境を整えたりするだけでも食べるようになるでしょう。また、猫は警戒心が強い動物です。キャットフードを移行する際には、急に変えずに食べ慣れたキャットフードに混ぜながら少しずつ移行するようにしましょう。

 

なお、「食べない」という現象には、病気の可能性も隠れています。対処法を試しても全然食べなかったり、食べ慣れたキャットフードでも食べなかったりする場合には、動物病院など専門機関で診てもらうことをおすすめします。

 

給餌量やキャットフードの移行に関して疑問や悩みがある場合、公式サイトから専任スタッフに相談することもできますので、なにかあれば相談してみるのも良いでしょう。

 

 

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