一目で分かる!カナガンキャットフードの賞味期限・保存方法を徹底解説!

愛猫にご飯をおいしくたくさん食べて欲しいと願う飼い主さんのために作られた「カナガンキャットフード」。グレインフリーや高品質・高タンパクな原材料で、健康や美容にも配慮できると人気です。

 

しかし、その分賞味期限や保存方法が他のキャットフードと異なるのではないかと疑問を持つ方もいるかもしれません。

 

この記事では、カナガンキャットフードの「賞味期限」について、開封前と開封後に分けて徹底解説します。安心して最後までおいしく食べきるための保存方法も併せて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

カナガンキャットフード 賞味期限【目次】

カナガンキャットフード開封前の賞味期限はどのくらい?

販売元である株式会社レティシアンの公式サイトによると、カナガンキャットフードの開封前の賞味期限は製造から18ヶ月(1年半)となっています。

 

カナガンキャットフードはイギリスで製造され、その後レティシアンが直輸入して日本で販売しています。そのため、飼い主のもとに届くころには賞味期限が約12ヶ月〜15ヶ月になっていることが多いようです

 

一般的なキャットフードの賞味期限は約1年〜1年半なので、賞味期限に大きな差はないと言えますね。

 

賞味期限はパッケージの裏面にも記載されていますが、正確な製造日を知りたい場合は販売元の「株式会社レティシアン」に問い合わせをしてみてください。

電話 0570-200-012
お問い合わせフォーム https://www.laetitienpet.com/contact

 

カナガンキャットフードは1袋1袋に製造番号をつけ、生産日や原材料の内容を管理しています。製造番号を調べることで、自分が買った商品がいつ作られたものなのかを知れるので、安心して食べさせてあげられますね。

カナガンキャットフード開封後の賞味期限はどのくらい?

結論から言うと、開封後は賞味期限に関係なく、約1ヶ月ほどで使い切ることがおすすめです。

 

どのメーカーのキャットフードにも言えることですが、一度開封するとキャットフードが空気や光に触れ、酸化が進んでしまいます。

 

酸化とは、キャットフードに含まれる「脂質」が酸素や紫外線、熱や湿気などに触れることで変質してしまうことを指します。

 

酸化した脂質は「過酸化脂質」と呼ばれ、摂取しすぎると動脈硬化の原因になる可能性が高い、避けるべき物質です。さらに、アレルギーの発症やガンの原因になることも。

 

酸化したキャットフードを食べ続けたことによって起こる症状として、まずはじめに目につくのは嘔吐や下痢。また、脂質が変質したキャットフードは、苦味やイヤな匂い(酸化臭)が発生します。猫は匂いに敏感なため、変化に気付いた場合食べなくなる可能性もあります。

 

キャットフードを食べない、嘔吐や下痢をしている場合はキャットフードの酸化を疑いましょう。

 

  • 開封後は賞味期限に関係なく、約1ヶ月ほどで使い切る
  • 愛猫がキャットフードを食べない、嘔吐・下痢などの変化を感じたらキャットフードの酸化を疑う

 

一般的なキャットフードでは、酸化の影響をできるだけ抑えられるように、酸化防止剤を使用しています。酸化防止剤を使うことで、長くおいしくキャットフードがを食べられますが、その一方で猫への危険性も危惧されています。

 

酸化防止剤には、人工的に作られた「合成」の酸化防止剤と、自然由来である「天然」の酸化防止剤の2種類があります。

 

合成酸化防止剤例 天然酸化防止剤例
エトキシキン ビタミンC(アスコルビン酸)
ブチルヒドロキシアニソール(BHA) ビタミンE(トコフェロール)
ブチルヒドロキシトルエン(BHT) ローズマリー抽出物
没食子酸プロビル 緑茶抽出物(カテキン)

 

合成された酸化防止剤は、人間が食べる食品での使用が禁止されているものが多いです。キャットフードでの使用は、現段階では禁止されていません。しかし、猫に対する安全性が確保されているのか問題視されているのも確かです。

 

一方で、カナガンキャットフードの原材料を見てみると、酸化防止や保存料として天然の酸化防止剤であるビタミンEが配合されているようです。

 

カナガンキャットフードには人工的なものが一切使用されていないため、愛猫の体への悪影響の心配もなく、安心して与えられますね。

 

商品名 原材料名
カナガンキャットフード チキン 乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%、サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイル4.2%、乾燥卵4%、チキングレイビー2.3%、サーモンオイル1.2%、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、ビタミン類(A、D3、E)、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン)
カナガンキャットフード サーモン 生サーモン31.5%、乾燥サーモン15%、乾燥ニシン15%、乾燥白身魚14%、サツマイモ、サーモンオイル5%、生マス2.5%、ジャガイモタンパク、サーモンスープ2%、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、アミノ酸類(メチオニン、リジン)、タウリン、ビタミン類(A、D3、E)、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)

 

ビタミンEは酸化されやすい性質を持つため、キャットフードに含まれる脂質が酸化する前にビタミンE自体が酸化します。その結果キャットフードの酸化が抑えられる、という仕組みです。

 

合成された酸化防止剤を使用しているキャットフードと比較すると、ビタミンEのみの酸化防止効果はやや劣る可能性もあります。しかし、保存方法がしっかりしていれば問題ありません。

 

また、カナガンキャットフードが天然の酸化防止剤のみで品質を保てている理由にはもう一つポイントがあります。それは袋です。

 

カナガンキャットフードの袋はアルミ製です。アルミ製の袋は、湿気や酸素、光を通しにくい性質を持つため、酸化防止に役立ちます。

 

カナガンキャットフードをさらに安心して食べるために、正しい保存場所で袋をしっかりと密閉し、賞味期限に関係なくなるべく早めに使い切るようにしましょう。

 

原材料についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事で徹底解説していますので、ぜひご覧ください。

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カナガンキャットフードを美味しく食べきるための保存方法を徹底解説!

先ほどお伝えしたように、合成された酸化防止剤を使用していないカナガンキャットフードを美味しく食べ切るには、保存方法を工夫して酸化を防ぐことが大切です。

 

では酸化を防ぐためにはどのように保存したら良いのでしょうか?正しい保存方法をご紹介します。

カナガンキャットフードの正しい保存方法1:空気に触れないように密封保存する

キャットフードが酸化してしまう一番の原因は『空気』です。

 

カナガンキャットフードのパッケージにはジップがついていますが、閉め方が甘い場合、袋の中に空気が残ってしまうこともありますよね。

 

カナガンキャットフードを空気から守る、おすすめの保存方法は3つあります。

 

  • クリップで密閉する
  • 小分けに保存する
  • フードディスペンサーを利用する

 

順番に解説します。

 

1.クリップで密閉する

キャットフードの残量に合わせてクリップの位置を変えることで、袋内に残る空気を減らす方法です。

クリップ一つあれば密閉できるので、手軽に取り入れられますし、袋のまま保存も可能。場所も取りません。

 

2.小分けに保存する

もっと酸化の影響を減らしたい!という方には小分け保存がおすすめです。

 

クリップでも密閉はできますが、ご飯は毎日食べるので開け閉めの回数はなかなか減らせません。開けるたびに少しずつ空気に触れてしまうので、酸化が進む可能性が高まります。

使い始めるときに、猫に与える分だけジップロックや密閉容器に小分けをしましょう。小分けしておくことで、食事のたびに何度も袋を開ける必要がなくなり、空気に触れる時間を最小限にできます。

 

カナガンキャットフードは1袋1.5㎏入りです。4㎏以下の猫の場合、消費するまでに1ヶ月以上かかる計算になるので、小分けしておくと安心ですね。

 

【成猫の1日の給餌量】 

体重 1日の給餌量 消費日数
1~2㎏ 25~35g 42~60日
2~3㎏ 35~42g 35~42日
3~4㎏ 42~50g 30~35日
4~5㎏ 50~60g 25~30日
5~6㎏ 60~70g 21~25日
6~7㎏ 70~75g 20~21日
7㎏ 75~83g 18~20日

 

3.フードディスペンサーを利用する

フードディスペンサーはキャットフードを入れておき、ハンドルを回すと毎回同じ量が出せる保存容器です。

食事のたびに開け閉めする必要がないため、空気に触れる回数が減らせます。酸化防止につながる上、軽量の手間も減る便利アイテムです。

カナガンキャットフードの正しい保存方法2:光のあたらない冷暗所で保存する

 

キャットフードの保存場所は光が当たらない「冷暗所」が正しいと言えます。今回調査した結果、おすすめの保存場所はパントリー、床下収納です。

 

しかし、自分の家の場合はどこを選べばいいのかわからない方もいるかもしれません。

 

そこで今回はカナガンキャットフードの保管場所を見つける際に絶対抑えたいポイントを3つ解説します。

  • 湿度が低い
  • 1日の温度変化が少ない
  • 直射日光が当たらない

湿度が低い 温度変化が少ない 直射日光が当たらない
リビング × × ×
キッチン × ×
冷蔵庫 × ×
洗面脱衣室 × ×
パントリー
床下収納

 

  1. 湿度が低い

リビングや洗面脱衣室などは湿気が溜まりやすいため、キャットフードの保管場所に最適とは言えません。湿気は酸化やカビの発生の原因となってしまうからです。

風通しの良い場所や湿度変化が少ない場所を選びましょう。

 

  1. 1日の温度変化が少ない

家の中であれば、リビングやキッチンなどが空調や調理で温度変化しやすい場所と言えます。

また「冷暗所」という点から冷蔵庫での保存を検討する方もいますが、おすすめとは言えません。

冷蔵庫は1日に何度も扉を開け閉めをします。温度変化によって結露が発生し、湿気が溜まることでカビが生えやすくなってしまうので避けましょう。

 

  1. 直射日光が当たらない

直射日光が袋に当たることで、未開封でも袋の中の温度が高くなり、酸化してしまいます。

酸化を防ぐために窓際や外などは避けるのがベストです。キッチンやリビングは窓際でなくても日光が当たりやすいため、注意しましょう。

 

以上がカナガンキャットフードの保管場所を選ぶポイントです。

どうしてもリビングなどの保存に適さない場所に置きたい場合は、日光を避け、温度・湿度が一定に保てるよう、空調で管理するなどの対策が必要です。

カナガンキャットフードの賞味期限【まとめ】

この記事では、カナガンキャットフードの賞味期限と正しい保存方法について徹底解説しました。結果は以下のとおりです。

 

開封前 開封後
賞味期限 飼い主の元に届いてから12~15ヶ月(製造日から18ヶ月) 1ヶ月を目安にできるだけ早く使い切る
保存方法 日光が当たらない冷暗所で保存
  • 小分け保存やクリップ、フードディスペンサーを利用して、空気に触れないよう密封する
  • 日光が当たらない冷暗所で保存

 

カナガンキャットフードの賞味期限は、飼い主の元に届いてから12〜15ヶ月となっています。一般的なキャットフードは品質保持と酸化防止のため、合成された添加物を使用していますが、カナガンキャットフードでは使用されていません。

 

天然の酸化防止剤の使用やアルミ製の袋など、安全にキャットフードを守るための企業努力を感じる、素晴らしい商品でした。カナガンキャットフードは、「愛猫に安全で体に良いものを食べさせたい」と思っているあなたにぴったりのキャットフードです。

 

カナガンキャットフードについてさらに詳しく知りたい方は、以下のリンクから公式サイトをぜひチェックしてみてください。 

 

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