カナガンは子猫におすすめな成分・栄養が入っているのか徹底調査!

愛猫の健康を第一に考えたプレミアムキャットフード「カナガン」。グレインフリーで高品質のお肉・お魚だけを使うなど、その成分の良さと嗜好性の高さは獣医師も評価しています。

 

子猫には安心感のあるキャットフードを食べさせてあげたいと、様々なフードを比較している方も多いのではないでしょうか。カナガンは全年齢対応のキャットフードであるため、子猫にも安心して与えられます。カナガンが子猫にもおすすめな3つの理由を成分に焦点を当てて徹底調査しましたので、ぜひ最後までご覧ください。

カナガン 子猫【目次】

カナガンは子猫におすすめ?子猫用キャットフードの主な成分と徹底比較!

子猫とは「哺乳期」「離乳期」「成長期」の3つのライフステージからなる生後12ヶ月までの猫のこと。

 

各ライフステージごとにフードが分かれている商品もありますが、キャットフードの切り替えは1~2週間かけて行うため、切り替えが手間と感じてしまうことも。その一方で、カナガンは生後2ヶ月から与えられる全年齢・全猫種対応のキャットフードです。

 

まずは、カナガンの成分をチェックしてみましょう。

成分 カナガン チキン カナガン サーモン AAFCO最低値

(子猫)

たんぱく質 34%以上 34%以上 30% 
脂質 16.7%以上 14.8%以上 9%
粗繊維 3.25%以下 3.25%以下
灰分 10.7%以下 10.2%以下
水分 8%以下 8%以下
オメガ6脂肪酸 2.99% 0.8%
オメガ3脂肪酸 0.82% 3.1%
カルシウム 1.58% 1.4% 1%
リン 1.1% 1% 0.8%
エネルギー

(100gあたり)

405kcal 398kcal

引用元:カナガン公式サイトAAFCO

 

成分を詳しく見てみると、カナガンには子猫の健康的な成長に必要なタンパク質が豊富な上、高カロリーとなっています。

 

カナガンの主要成分(たんぱく質・脂質・カルシウム・リン)は、日本のペットフード業界が採用しているAAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を満たしています。公式サイトに載っている栄養成分情報が一部であるため、AAFCOの基準をすべて満たしているかは不明ですが、安心の目安になりますね。

AAFCO(米国飼料検査官協会)とは

先ほどから何度も出てきている「AAFCO(米国飼料検査官協会)」。見慣れない言葉ですが、キャットフードのパッケージに記載されているのを見たことはありませんか?

 

AAFCO(米国飼料検査官協会)は「アフコ」と呼ばれ、ペットフードの栄養基準やラベル表示基準などのガイドラインを決定しているアメリカの機関です。この基準は世界的な基準であるため、日本もこの基準を採用しています。そのため、ペットフードを作る際はこの基準を最低限守ることが大前提となっています。

 

しかし、AAFCOはあくまでも基準を決めているだけ。この基準を守っているフードでも、原材料が粗悪なものであったり、人工添加物が含まれていたらペットにおすすめとは言えません。「AAFCOの基準が守られている=ペットの健康にいいフード」ではなく、あくまで栄養基準を満たしているかどうかの目安の1つであることを認識しておきましょう。

 

その一方で、カナガンはFEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)の基準で作られています。FEDIAFは原材料の内容や製造工程にも基準を設けているため、カナガンはより安全なキャットフードと言えるでしょう

FEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)とは

FEDIAFとは、ペットフードの栄養基準だけでなく製造に関するガイドラインも定めている機関のこと。「フィディアフ」と呼ばれ、ヨーロッパ18ヶ国のペットフード協会や団体から構成されています。

 

ヨーロッパで作られるペットフードはFEDIAFが定めた基準を元に作られているため、イギリスで製造されているカナガンもその一つです。

 

さらに、FEDIAFはペットフードの製造を行う工場の認定を行っています。カナガンを製造する工場は、この厳しい基準をクリアした安心の施設。製造工程が常にモニタリングされているため、衛生管理が徹底されています。

 

カナガンはAAFCOの基準を満たしているだけでなく、FEDIAFの厳しい基準もクリアしたキャットフードです。より安心安全なキャットフードを選びたい方におすすめのキャットフードと言えますね。

 

他のキャットフードの成分を比較

カナガン以外のキャットフードは基準を守って作られているのでしょうか?子猫には安心して十分な栄養が摂れるフードを与えたいですよね。私たちがよく目にするキャットフードはAAFCO・FEDIAFの基準を満たしているのか、調査しました。

 

今回は市販・通販関係なく選んだ子猫用キャットフードの成分を比較。キャットフード選びの参考にしてください。

 

【子猫用キャットフードの主な成分】

商品名 ピュリナワン【1歳までの子猫用】チキン ヒルズサイエンスダイエット【キトン 12ヶ月までの子猫用】チキン ロイヤルカナン【キトン】
パッケージ
たんぱく質 39%以上 39.6% 34%
脂質 18%以上 25% 16%以上
カルシウム 1% 1.34% 1.34%
リン 0.9% 1.12% 1.12%
エネルギー(100gあたり) 390kcal 425kcal 407kcal
特徴 ・合成着色料、香料不使用

・小分けパッケージ

・新鮮なお肉・お魚が主原料

穀物使用あり

・高品質な行油由来のDHA

・高品質なたんぱく質

・動物病院での取扱い多数

穀物使用あり

・DHAが他ロイヤルカナン商品の約2.5倍

・超高消化性タンパク使用

穀物使用あり

AAFCO基準
原産国 オーストラリア チェコ 韓国
FEDIAF工場認定 × △不明 ×
推奨月齢 ~12ヶ月 ~12ヶ月 ~12ヶ月

 

(引用元:ピュリナワン公式サイトヒルズサイエンスダイエット公式サイトロイヤルカナン公式サイトAAFCO

 

今回調査したキャットフードは、全てAAFCOの栄養基準をクリアしています。FEDIAFの工場認定に関しては、ピュリナワン・ロイヤルカナンは原産がヨーロッパではないため認定されていません。

 

ヒルズサイエンスダイエットはチェコが原産。公式サイトに「本製品は、米国本社で研究・開発され、厳密な品質管理のもと、ヨーロッパの工場で生産されています。」との記載がありますが、FEDIAFとの記載がないため、認定されているかどうかは不明確でした。(引用元:ヒルズサイエンスダイエット公式サイト

 

さらに、原材料成分を詳しく見てみると高脂質であることや、猫の体に負担をかけてしまう穀物や添加物が使用されています。子猫はまだ咀嚼能力や消化機能が未発達です。そのため、キャットフード選びでは原材料や添加物に気をつけることが重要。

 

【注意が必要な原材料】

原材料名 理由
米、小麦、大麦、豆類、トウモロコシなどの穀物 穀物は消化に時間がかかり、消化機能が未発達な子猫の胃腸に負担をかけてしまうため
ビートパルプ ビートパルプの元になる上白糖の残りカスは、発がん性や薬剤の使用の可能性があるため
肉副産物・家禽ミール・ミートミール AAFCOで動物の種類や状態について定義されていないため、病気の動物や腐敗した肉を使用している可能性がゼロではないため

 

その一方で、カナガンはグレインフリー・人工添加物不使用。原材料もヒューマングレードの良質な食材の使用や、胃腸に優しいジャガイモやサツマイモを使用しているため、子猫に優しいキャットフードです。

 

ヒューマングレードとは、人間と同等の基準で管理された品質のこと。カナガンに使われているチキン生肉や生サーモンは新鮮で上質なものが厳選されています。上記の表にあるビートパルプや肉副産物などももちろん使用していません。

 

上質な食材を使用することで、子猫の成長に必要なたんぱく質とエネルギーを十分に確保しているのです。安心して与えられるキャットフードと言えるでしょう。 

 

 

カナガンが子猫におすすめな3つの理由を原材料・成分から徹底分析

まずはカナガンの原材料をチェックしてみましょう。

【カナガンキャットフードの原材料】

商品名 カナガン チキン カナガン サーモン
原材料 乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%、サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイル4.2%、乾燥卵4%、チキングレイビー2.3%、 サーモンオイル1.2%、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、 カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、ビタミン類(A、D3、E)、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン) 生サーモン31.5%、乾燥サーモン15%、乾燥ニシン15%、乾燥白身魚14%、サツマイモ、サーモンオイル5%、ジャガイモ、生マス2.5%、ジャガイモタンパク、サーモンスープ2%、 アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、 カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、アミノ酸類(メチオニン、リシン)、タウリン、ビタミン類(A、D3、E)、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)

 

カナガンは何度もお伝えしている通り、「グレインフリー」「人工添加物不使用」という特徴があります。さらに新鮮で上質なお肉・お魚を60%以上使用。濃厚な香りで食欲を掻き立て、食いつきが良くなったとの評判も多い商品です。

 

ここからはカナガンが子猫におすすめな理由を3つご紹介します。

理由1消化にいい

猫は元々肉食動物です。そのため、穀物(米、小麦、大麦、豆類、トウモロコシなど)のような消化に時間のかかる食材は胃に残る時間が長くなり、体が未発達な子猫に負担をかけてしまいます

 

一般的なキャットフードは、腹持ちを良くしたりフードを固めるつなぎとして穀物を使用しているのです。穀物は人間にとっては馴染みのある食材なので、原材料に穀物が表記されていても不自然に感じないでしょう。

 

しかし、穀物を摂取し続けることで気付かないうちに子猫に負担をかけてしまいます。カナガンのようなグレインフリー(穀物不使用)のキャットフードを選ぶことがおすすめです。

 

また、カナガンは消化にいいジャガイモやサツマイモも使用しているため、フードの消化をスムーズにしてくれます。

理由2人工添加物なし

キャットフードの中には品質を保ったり、良い匂いやキレイな色を付ける目的で添加物を使用している商品があります。子猫のために避けたい危険な添加物は以下のとおりです。

 

【危険性の高い添加物】

発色剤 亜硝酸ナトリウム
酸化防止剤 BHA(プチルヒドロキシアニソール)

BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)

エトキシキン

没食子酸プロビル

着色剤 赤色102号
甘味料 グリシリジン、アンモニエート

 

日本では2009年に「愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律」が制定されており、危険性の高い添加物が使用されることは少なくなりましたが、ゼロとは言い切れません。

 

一方でカナガンは人工的に作られた添加物を一切使用していません。発色剤や着色料を使わないため、カナガンの粒の色は素材そのものです。

 

さらに人工の酸化防止剤ではなく天然の酸化防止剤であるビタミンEを使用。ビタミンEが脂質の代わりに酸化することで、フードの酸化が抑えられています。

 

しかし、人工の酸化防止剤と比べて天然のビタミンEではフードの酸化を抑える力が劣ってしまうのも事実。この場合、キャットフードの保存方法を工夫することで品質が保てます。正しい保存方法を以下の記事で詳しく解説しています。

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また、カナガンのパッケージはアルミ製。アルミが湿気・酸素・光からフードを守り、添加物を使わなくても品質をキープ。このこだわりが人工添加物なしを実現しています。カナガンは子猫に安心して与えられるキャットフードと言えますね。

理由3カロリーが高い

子猫の成長にはたくさんのカロリーが必要不可欠です。カナガンは他のキャットフードと比べてもカロリーが高め。穀物が入っていないにも関わらず、しっかりとカロリーが取れるのは、良質な食材を使っているからなんですね。少ない量でしっかりとカロリーが摂れるのは嬉しいポイントです。

 

カナガンの子猫の給餌量は成猫時の体重によって計算するため、以下の表を参考にしてみてください。

 

【子猫の場合】

成猫時の体重 1日あたり給餌量(g)
2~3ヶ月 4~5ヶ月 6~7ヶ月 8~9ヶ月 10~11ヶ月 12~13ヶ月
1~2㎏ 25~35 25~35 45~50 45~50 55~65 55~65
2~3㎏ 35~50 35~50 50~60 50~60 65~70 65~70
3~4㎏ 50~55 50~55 65~75 65~75 70~85 70~85
4~5㎏ 65~80 65~80 85~95 85~95 95~100 95~100
5~6㎏ 80~95 80~95 95~105 95~105 105~110 105~110
6~7㎏ 95~115 95~115 115~120 115~120 120~130 120~130
7~8㎏ 115~120 115~120 120~130 120~130 130~135 130~135

 

 

 

カナガン 子猫【まとめ】

【カナガンと他社キャットフードの比較】

商品 カナガン ピュリナ ヒルズサイエンスダイエット ロイヤルカナン
パッケージ
AAFCO
FEDIAF × ×

 

今回はカナガンが子猫におすすめな理由を3つご紹介しました。カナガンはAAFCO・FEDIAFの基準に沿って作られている上、原材料・成分ともに安心して子猫に与えられるキャットフードでしたね。

 

他社のキャットフードとの比較では、カナガンの安全性の高さと成分の良さを理解していただけたのではないでしょうか。成長期真っ盛りの子猫には栄養素だけでなく、原材料や体への優しさを考えたフードを選んであげることが大切です。カナガンの詳細は以下の公式サイトをぜひご覧ください。

 

 

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