
価格や原材料など、多くの違いがある「カナガンキャットフード」と「キャラットミックス」
それぞれ特徴を理解し、使い分けができるようになりますよ。ぜひ最後までご覧ください。
「カナガンキャットフード」と「キャラットミックス」を6つの項目で比較しました!
特徴が異なる「カナガンキャットフード」と「キャラットミックス」を、以下の6つのポイントに沿って徹底比較しました。
- コスパ
- 販売会社と購入可能な場所
- 主原材料と危険性
- 成分
- 対象
- 食いつき
キャラットミックスには、「かつお仕立ての味わいブレンド」「まぐろ仕立ての味わいブレンド」「ささみ風味のまろやかブレンド」「お肉とお魚味のよくばりブレンド」「毛玉をおそうじ」の5種類が展開されています。
今回は、「かつお仕立ての味わいブレンド」と「ささみ風味のまろやかブレンド」をピックアップ。カナガンキャットフードの「チキン」、「サーモン」と比較します。
比較した結果は、以下の表の通りです。
カナガンキャットフード | キャラットミックス | |||
チキン
|
サーモン
|
かつお仕立ての味わいブレンド
|
ささみ風味のまろやかブレンド
|
|
①コスパ | △
1.5㎏ 4,708円 (131円/日) ※公式サイト参照 |
◯
3kg 1,900円 (28円/日) ※Amazon参照 |
〇
3㎏ 2,356円 (35円/日) ※Amazon参照 |
|
②販売会社 | 〇
株式会社レティシアン 公式サイトで購入可能 |
△
ペットライン株式会社 通販サイト、ドラッグストア、ホームセンターなどで購入可能 |
||
③主原材料と危険性 | 〇
主原料:乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%、チキンオイル4.2%、乾燥卵4%、チキングレイビー2.3%、サーモンオイル1.2%
|
〇
主原料:生サーモン31.5%、乾燥サーモン15%、乾燥ニシン15%、乾燥白身魚14%、サーモンオイル5%、生マス2.5%、サーモンスープ2%
|
△
主原料:穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、等)、肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー、等) ※穀物やミール系原材料、着色料など危険な原材料を使用 |
△
主原料:穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、等)、肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー、等) ※穀物やミール系原材料、着色料など危険な原材を使用 |
④栄養価 | 〇
タンパク質34%以上 脂質16.7%以上 405kcal/100g |
〇
タンパク質34%以上 脂質14.8%以上 398kcal/100g |
△
タンパク質23.4%以上 脂質8.1%以上 335kcal/100g |
△
タンパク質23.4%以上 脂質8.1%以上 335kcal/100g |
⑤対象 | 〇
全猫種・全年齢 |
△
全猫種・成猫1歳〜 |
||
⑥口コミ |
★★★★☆3.7 |
★★★★☆3.5 |
★★★★☆4.2 |
★★★★☆4.3 |
ここからは、各項目ごとに詳しく解説します。
「カナガン」と「キャラットミックス」比較①:コスパはどっちがいい?
「愛猫には、健康を気遣ったフードを食べさせたい」という想いがある一方、「コスパが良い商品を買いたい」と思うことも事実。カナガンとキャラットミックスは、どちらがコスパの良いキャットフードと言えるのか、比較しました。
カナガン | キャラットミックス | |||
チキン
|
サーモン
|
かつお仕立ての味わいブレンド
|
ささみ風味のまろやかブレンド
|
|
お試し | 100円(50g) | なし | ||
通常価格(税込) | 4,708円
※公式サイト参照 |
1,900円
※Amazon参照 |
2,356円
※Amazon参照 |
|
定期コース | 【初回1袋半額】
2,354円(税込) |
なし | ||
内容量 | 1.5㎏
(小分け袋なし) |
3㎏
(500g×6袋) |
||
1日あたりの値段(3kgの成猫の給餌量で計算) | 通常価格:131円
定期コース:67円 (1日42gで計算) |
通常価格:28円
(1日45gで計算) |
通常価格:35円
(1日45gで計算) |
コスパが良いのは「キャラットミックス」です。
カナガンとキャラットミックスの価格差は、なんと約2,300円以上。1日あたりの値段に換算すると、キャラットミックスがカナガンよりも約100円も安くなっています。
さらに、内容量もカナガンの倍の3㎏。購入するペースも減るため、キャラットミックスの方が圧倒的にコスパが良いと言えますね。
「プレミアムキャットフード」と呼ばれる商品は、コスパが悪いイメージがあるかもしれません。確かにカナガンも、キャラットミックスと比較すると高価格ですよね。しかし、コスパの違いには理由があるのです。
詳細は各項目で解説しますが、大きな理由は【原材料の違い】にあります。
カナガンは、コストの安い穀物を一切使わず、肉や魚を贅沢に配合。原材料の品質は、人間が食べても問題ない「ヒューマングレード」となっています。
とは言え、毎日消費するキャットフードは、少しでもコスパを抑えたいのも正直なところ。また、「いきなり1袋買って、食べなかったらもったいない…」と、購入をためらう方もいるかもしれません。
そんな方向けに、カナガンはお得に試す以下の2つの方法を展開しています。コスパが気になる方は、利用してみるのもいいですね。
- 100円モニター
- 定期コース初回半額キャンペーン
調査をした2023年3月末現在に行われているキャンペーンをご紹介します。
100円モニター | 定期コース初回半額キャンペーン | |
内容 | お試し容量50g(約1日分)を【100円+手数料】で購入できる | 定期コースを申し込むと、通常価格4,708円のカナガンを初回のみ2,354円で購入できる |
メリット |
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|
デメリット |
|
いつキャンペーンが終了するかわからない |
おすすめする人 |
|
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100円モニターは不定期で開催されているうえ、公式サイトから申し込むことはできません。申し込むには、ネットやSNS上でモニター広告を見つける必要があります。その他にも、支払い方法など利用する際は注意点もあります。詳しくは以下の記事で解説しているので、100円モニターが気になった方はご覧ください。

2つ目の「定期コース初回半額キャンペーン」は、カナガンキャットフード公式サイトから定期コースを申し込むと、初回分が半額で購入できる、というキャンペーンです。【2023年3月末現在】
(引用元:カナガンキャットフード公式サイト)
こちらのキャンペーンでは、通常価格4,708円のカナガンを2,354円で購入可能。
1日あたりに換算すると約67円です。キャラットミックスの【1日あたり35円】という高コスパには及びませんが、プレミアムキャットフードがこの価格で購入できるのは、かなりお得と言えます。
1袋分1.5㎏が購入できるので、今まで食べてきたフードからの切り替えを進めながらカナガンを試せますね。途中で飽きてしまうかどうかも、併せてチェック可能です。
もし飽きてしまっても、次回お届け日の7日前までに連絡をするだけで解約できます。定期コース特有の購入回数の縛りがないため、気軽にお試しできますね。
「定期コース初回半額キャンペーン」は、調査をした2023年3月末時点では行われていましたが、いつ終了するかわかりません。気になった方は、以下の公式サイトから早めにチェックしてみてくださいね。
さらに、「定期コース初回半額キャンペーン」の2回目以降と、通常の定期コースでの購入は、個数に応じて10〜20%OFFになります。1袋ずつ買いたい方も、多頭飼いやまとめ買いしたい方もコスパ良く買える方法です。
(引用元:カナガンキャットフード公式サイト)
このように、カナガンのコスパの悪さは、購入方法でカバーできます。少しでもお得に購入したい方は、公式サイトからの購入がおすすめです。
対するキャラットミックスは、コスパが良いだけでなく、身近な店舗(ホームセンターやドラッグストア)でも購入できる商品。キャットフードにかかるコストを徹底的に抑えたい、手軽に購入したい方にはキャラットミックスがおすすめです。
「カナガン」と「キャラットミックス」比較②:販売会社はどっちが安心?
ペットフードを買う際は、販売会社の信頼性も気になりますよね。カナガンとキャラットミックスではどちらが安心して購入できるのか、比較しました。
カナガン | キャラットミックス | |
販売会社 | 株式会社レティシアン | ペットライン株式会社 |
購入可能な場所 | 通販サイトのみ | 通販サイト、ペットショップ、ドラッグストア、ホームセンターなど |
原産国 | イギリス | 日本 |
生産工場 | FEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)の工場認定を受けた工場 | IS022000を取得しているほか、厳しい品質管理を実施 |
安心できる販売会社は、「カナガン」を販売している「株式会社レティシアン」です。
株式会社レティシアンは、世界中の高品質なペットフードを厳選し、輸入・販売を行っている企業。品質面では、レティシアン従業員が自ら商品のチェックを行い、問題があった場合は速やかに現地の工場と連携を取っています。
さらに、「いつ・誰に・どのくらい販売したか」が明確になるように、販売経路を制限するという徹底ぶり。輸入後の管理が行き届きにくいホームセンターなどでの販売を行わず、公式サイトなどの通販でのみ販売しています。飼い主が商品に対して疑問を抱いた際も、すぐに確認できるため、解決もスムーズ。レティシアンの企業努力が感じられますね。
また、カナガンを製造するイギリス工場は、基準が厳しいとされている「FEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)」の工場認定を取得済み。
厳しい基準と監視下で生産されたカナガンは、1袋ごとに製造番号が記載されています。この製造番号があることで、購入した商品がいつ生産されたのか、どんな原材料を使用しているのかを飼い主も知ることができるようになっています。
安全に関する情報が開示されているため、カナガンは安心できますね。
対するキャラットミックスを販売する「ペットライン株式会社」は、創業55年以上の歴史を持つペットフードメーカーのパイオニア企業。
キャラットミックスは、国内で作られているキャットフードです。生産拠点である多治見工場は、食品安全マネジメントシステムの国際規格である「ISO22000」を取得しています。独自の基準を設け、生産工程ごとに何度もチェックを行っているようですが、どのような基準なのかは開示されていません。
また、原材料は受け入れ後に一度タンクに入れられ、使用するときまで保管されているとのこと。しかし、温度管理がどのように行われているのか、保管する期間が定められているのかも不明。
キャラットミックスは、品質管理面で不安な要素があると言ってよいでしょう。
以上を踏まえると、厳しい基準が設けられ、原材料や商品の管理が徹底されているカナガンの方が安心して与えられますね。
「カナガン」と「キャラットミックス」比較③:原材料がいいのは?
カナガンとキャラットミックスは、主原料が大きく異なります。主原材料以外に違いはあるのか、どちらが良い原材料なのか、比較しました。
カナガン | キャラットミックス | |||
チキン
|
サーモン
|
かつお仕立ての味わいブレンド
|
ささみ風味のまろやかブレンド
|
|
原材料 | 乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%、サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイル4.2%、乾燥卵4%、チキングレイビー2.3%、サーモンオイル1.2%、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、ビタミン類(A、D3、E)、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン) | 生サーモン31.5%、乾燥サーモン15%、乾燥ニシン15%、乾燥白身魚14%、サツマイモ、サーモンオイル5%、ジャガイモ、生マス2.5%、ジャガイモタンパク、サーモンスープ2%、 アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、 カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、アミノ酸類(メチオニン、リシン)、タウリン、ビタミン類(A、D3、E)、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素) | 穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、等)、肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー、等)、豆類(大豆ミール、等)、油脂類(動物性油脂、等)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダー、かつおパウダー、等)、野菜類、β-グルカン、グルコサミン、ローズマリー、バジル、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、コリン)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、青色1号、赤色3号、赤色102号、黄色4号、黄色5号、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール) | 穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール、等)、肉類(ミートミール、チキンミール、ささみパウダー、等)、豆類(大豆ミール、等)、油脂類(動物性油脂、等)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュパウダー、まぐろパウダー、白身魚パウダー、等)、野菜類、β-グルカン、グルコサミン、ローズマリー、バジル、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、コリン)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、青色1号、赤色3号、赤色102号、黄色4号、黄色5号、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール) |
穀物類 | なし | とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール | ||
好ましくない原材料 | なし | 穀物類、ミートミール、チキンミール、大豆ミール、フィッシュミール | ||
人工添加物 | なし | 青色1号、赤色3号、赤色102号、黄色4号、黄色5号 |
原材料が良いのは、「カナガン」です。
カナガンに使用される原材料は、人間が食べても問題のない「ヒューマングレード」のもの。放し飼いチキンや新鮮な生サーモンなど、良質なタンパク質源が豊富に使用されています。
また、肉食動物である猫は、穀物類の消化が苦手です。消化に時間がかかる穀物を食べ続ければ、愛猫の胃腸には大きな負担がかかりかねません。
さらに、穀物は「穀物アレルギー」を発症する原因になる可能性も。穀物を使用したフードを初めて与える際は、少量から始めなければならない上、アレルギー反応が出ないか注意深く見守る必要もあります。手間もかかってしまいますし、何より愛猫の体調が悪くなってしまうのは、誰も望んでいないはずです。
カナガンは穀物を一切使用していないため、穀物アレルギーの発症や愛猫の体に負担をかけてしまう心配がありません。グレインフリーを徹底しているカナガンは、手間なく安心して与えられるキャットフードと言えますね。
対するキャラットミックスは、主原料に穀類(とうもろこし、小麦粉、コーングルテンミール)を使用しているキャットフードです。穀類はコストが安く、使用することで腹持ちを良くしたり、フードを成形しやすくするメリットも。そのため、多くのキャットフードで使用されています。
しかし、先述したように、穀物は猫の胃腸に負担をかけてしまう可能性も。原材料の表示は使用量の多いものから書かれているため、キャラットミックスは穀類の使用量が肉類よりも多い、ということになりますね。
さらに、キャラットミックスでは、ミール系食材・着色料の使用も気になる点。キャラットミックスが使用するのは、ミートミール・チキンミール・大豆ミール・フィッシュミールです。
ミール系食材は、原材料を乾燥し粉末状にしたものですが、その原材料の種類や状態は限定されていません。感染症にかかった動物や、腐敗した魚が使用されている可能性があるかもしれない、ということです。安全性に不安の残る原材料と言っても、過言ではないのです。
また、キャラットミックスに使用されている「青色1号、赤色3号・102号、黄色4号」は、下痢を引き起こすだけでなく、発がん性やアレルギーのリスクがある着色料。石油から作られていることもあり、海外では使用禁止されるほど、リスクが高いです。
なぜ危険な着色料を使用しているのか。考えられる理由は「コスパの良さ」と「見た目」にあります。
私たち人間は、彩りの良い食事を見ると「美味しそう」と感じます。キャットフードも原材料そのものの色だけでは、見た目が悪く美味しそうに感じられません。そのため、フードを以下のような食材を連想させる赤や緑にして、美味しそうに見せているのです。
(引用元:キャラットミックス公式サイト)
しかし、猫は香りで食べ物を判断しているため、カラフルな見た目はほとんど関係ないと言われています。色よりも素材そのものの香りの方が、猫の食欲をかき立てるのです。
キャラットミックスでは、もう1つ気になる点も。それは、「かつお仕立て」や「ささみ風味」など、5つもフレーバーが分かれているのにも関わらず、原材料がほとんど同じということ。
その点、カナガンのチキンとサーモンは、主原料から大きく異なります。味も香りもしっかりと違うため、チキンが好きな猫、お魚が好きな猫で使い分けがしやすいですね。
愛猫の健康を考えるなら、安心して与えられるグレインフリー・人工添加物無添加のカナガンがおすすめです。
「カナガン」と「キャラットミックス」比較④:栄養価が優れているのは?
気になる栄養価はどちらが優れているのでしょうか?比較した結果は以下の通りです。
カナガン | キャラットミックス | AAFCO最低値(成猫) | |||
チキン
|
サーモン
|
かつお仕立ての味わいブレンド
|
ささみ風味のまろやかブレンド
|
||
タンパク質 | 34%以上 | 34%以上 | 23.4%以上 | 23.4%以上 | 26% |
脂質 | 16.7%以上 | 14.8%以上 | 8.1%以上 | 8.1%以上 | 9% |
繊維 | 3.25%以下 | 3.25%以下 | 3.5%以下 | 3.5%以下 | - |
灰分 | 10.7%以下 | 10.2%以下 | 10.0%以下 | 10.0%以下 | - |
水分 | 8%以下 | 8%以下 | 10.0%以下 | 10.0%以下 | - |
オメガ6脂肪酸 | 2.99% | 0.8% | - | - | - |
オメガ3脂肪酸 | 0.82% | 3.1% | - | - | - |
カルシウム | 1.58% | 1.4% | - | - | 0.6% |
リン | 1.1% | 1% | - | - | 0.5% |
マグネシウム | 0.09% | 0.13% | 0.12%標準値 | 0.12%標準値 | 0.04% |
食物繊維 | - | - | 6.9%標準値 | 6.9%標準値 | - |
カロリー
(100gあたり) |
405kcal | 398kcal | 335kcal | 335kcal | - |
栄養価が優れているのは「カナガン」です。
カナガンは、チキン・サーモンのどちらもタンパク質が34%以上。猫の成長や健康に必要なタンパク質が、しっかりと摂れるキャットフードです。良質な筋肉を作れるので、成猫だけでなく、成長期真っ只中の子猫にもピッタリの配合ですね。
また、カナガンチキンはオメガ脂肪酸をバランス良く配合しています。オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスは、3:1〜10:1が理想的で、猫の毛艶や皮膚の状態の改善に期待できます。
カナガンサーモンはオメガ3脂肪酸の割合が多く、キャラットミックスはオメガ脂肪酸の記載がありません。愛猫の毛艶が気になる、毛並みを美しく保ちたい方は、カナガンチキンがおすすめです。
対してキャラットミックスは、タンパク質量・脂質量ともにカナガンより低く、AAFCO(米国飼料検査官協会)が定める基準もクリアしていません。カルシウム・リンの配合量も不明です。
AAFCOは、ペットフードの栄養基準を定めている団体。そのため、キャラットミックスは猫の成長に最低限必要な栄養素が不足している、と言えるでしょう。食べ続けることで、筋肉量の低下や毛艶が悪くなるなどの影響が出てしまう可能性もあるかもしれませんね。
その点、カナガンは表示されている成分のみではありますが、AAFCOの栄養基準を満たしています。愛猫の健康を考慮したい場合は、栄養バランスが優れているカナガンがおすすめです。
「カナガン」と「キャラットミックス」比較⑤:対象の猫の種類・年齢は?
カナガンとキャラットミックスでは、対象の猫の種類や年齢にも違いがあるのでしょうか?比較した結果は以下の通りです。
カナガン | キャラットミックス | |
対象 | 全猫種・全年齢
(推奨:生後2ヶ月〜) |
全猫種・成猫1歳〜 |
どちらのフードも全猫種対応ではありますが、全年齢対応可能なカナガンに対し、キャラットミックスは1歳以上の成猫向けとなっています。
カナガンは子猫からシニア猫まで、幅広い猫に対応できるフードです。フードの切り替えは、猫に負担を与えないように1〜2週間の期間を設けなければなりません。また、切り替えようと思っても愛猫の好みが合わなかったり、吐き戻しが増えてしまったりすると、また別のフードを試す必要も出てきます。
カナガンは、ライフステージごとの切り替えにかかる手間がないため、使い勝手が良いキャットフードと言えますね。
「カナガン」と「キャラットミックス」比較⑥:食いつきがいいのは?
カナガンとキャラットミックスの食いつきを比較した結果は、以下の通りです。
カナガン | キャラットミックス | |||
チキン
|
サーモン
|
かつお仕立ての味わいブレンド
|
ささみ風味のまろやかブレンド
|
|
粒の大きさ | 直径10㎜ | 直径7㎜ | 直径10mm〜12mm | |
粒の形 | ふっくらとした丸型 | 花型・魚型のミックス | ||
良い口コミ |
|
|
|
|
悪い口コミ |
|
|
|
食いつきは、猫の好みや粒の大きさなどの要因によって大きく左右されるため、どちらが良いとは一概には言えません。
実際に口コミを見てみると、特にカナガンサーモン・キャラットミックス各種では「食いつきが良い」という意見と、「食いつきが悪い」という意見に分かれていました。食いつきが良いと言われるフードでも、愛猫が必ずパクパク食べるとは限らないようです。
また、食いつきが良かったとしても、食べた後の症状が気になって使うのを辞めた、という場合もあります。特にキャラットミックスでは、「吐き戻すことが増えた」「下痢になってしまった」という口コミが見られました。
キャラットミックスは、穀物や人工添加物を使用しています。猫にとって好ましくない原材料の影響で、嘔吐や下痢が起こっている可能性も考えられますね。
対するカナガンのチキン・サーモンは、粒の大きさが食いつきに影響していると考えられます。特にサーモンは、粒が小さすぎて噛みにくそうとの口コミも。ぬるま湯でふやかして大きくするなど、食べやすくする工夫は必要かもしれませんね。
また、カナガンはどちらも「匂いがキツイ」という口コミがみられました。カナガンは、チキンやサーモンをたっぷり使用しているため、素材そのものの濃厚な香りが漂います。
人間には少しキツイ匂いかもしれませんが、猫にとっては食欲を掻き立てる大好きな香りなのです。猫ファーストで作られたフードなので、人間にとって臭いと感じるのは、致し方ないのかもしれません。
食いつきに関しては、味や硬さに対する猫の好みが影響するため、どちらがおすすめとは言い切れません。しかし、食べることで嘔吐や下痢を起こす可能性があるキャラットミックスには、不安が残ります。大切な家族である愛猫の体に、負担はかけたくないですよね。
以上を踏まえると、安全な原材料を使用したカナガンのほうが、より安心して与えられるキャットフードと言えるでしょう。
「カナガンキャットフード」がおすすめの猫はこんな猫!
カナガンキャットフードは、以下のような特徴の猫におすすめです。愛猫に当てはまるか、ぜひチェックしてみてください。
猫の状態 | おすすめの理由 | |
共通 | 穀物アレルギーの猫 | グレインフリー |
胃腸に優しい食物繊維を摂りたい猫 | ジャガイモ・サツマイモを配合 | |
運動量の多い成猫・子猫 | 高タンパク・高カロリー | |
尿路結石が気になる猫 | 尿路ケア効果のあるクランベリーを配合 | |
安全性の高いキャットフードを求める猫(飼い主) | 厳しい基準をクリアした工場で作られていて、猫の体に好ましくない原材料を使用していない | |
チキン | お肉大好きな猫 | チキンたっぷりの原材料 |
毛並み・毛艶・皮膚の状態が気になる猫 | オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスが良い | |
サーモン | お魚大好きな猫 | お魚たっぷりの原材料 |
カナガンキャットフードは、販売会社の信頼が高く、原材料や栄養成分にもこだわりのあるキャットフードです。今回の比較結果を見て、カナガンの安全性の高さに、安心感を抱いた方も多いのではないでしょうか。
特に、穀物を使用していないのは嬉しいポイント。胃腸に負担をかけたり、穀物アレルギーを起こす心配がないのは、飼い主としても安心ですね。また、食物繊維の摂取源として、穀物の代わりにジャガイモ・サツマイモを使用。胃腸への負担を最小限にしながら、便通の改善が期待できますよ。
毎日食べるフードが猫の体に与える影響は大きく、どのキャットフードを選ぶかで愛猫の健康状態は左右されてしまいます。とことん安心できるキャットフードを選びたい方には、カナガンキャットフードはピッタリと言えるでしょう。
また、毛並みや毛艶を良くしたい場合もカナガン(チキン)がおすすめですよ。
カナガンキャットフードについてさらに詳しく知りたい方は、以下の公式サイトをチェックしてみてくださいね。
「キャラットミックス」がおすすめの猫はこんな猫!
キャラットミックスがおすすめな猫は以下の通り。ぜひ参考にしてください。
状態 | おすすめの理由 |
すぐにお腹が空いてしまう猫 | 穀物類が多いため、腹持ちが良い |
好き嫌いが多い・味に飽きやすい猫 | 5種類のフレーバーで好みが見つけすい |
多頭飼い・コスパ重視の猫(飼い主) | 大容量でコスパが良い |
キャラットミックスは、圧倒的にコスパが良いキャットフードです。また、大容量での販売や身近な店舗で購入できることなど、利便性の高さもキャラットミックスならでは。
フレーバーも以下の5種類があり、好き嫌いが多い猫や、すぐに味や香りに飽きてしまう猫でも、好みが見つけやすくなっています。
- かつお仕立ての味わいブレンド
- まぐろ仕立ての味わいブレンド
- ささみ風味のまろやかブレンド
- お肉とお魚味のよくばりブレンド
- 毛玉をおそうじ
しかし原材料を見てみると、猫の健康に影響を与える可能性がある穀物や、人工添加物を使用しているのも事実。キャラットミックスは低価格のキャットフードとして人気がありますが、猫の体に良い商品とは言えないため注意が必要です。
偏食などで、とにかく”食べてくれる”フードを探している方や、コストを抑えたい方はキャラットミックスを試してみても良いかもしれません。
キャラットミックスが気になった方は以下の公式サイトをご覧ください。