
プレミアムキャットフードとして人気の「カナガンキャットフード」と「ジャガーキャットフード」。大切な愛猫には美味しくて安全なご飯をあげたい、と様々なフードを比較している飼い主さんは多いでしょう。
カナガンキャットフードは動物性原材料が60%以上、ジャガーキャットフードは80%以上と、タンパク質が豊富に摂れるフードです。しかしこの2つのフードは共通する内容も多く、愛猫にはどちらが合っているのか悩んでしまうかもしれません。
そこで今回は愛猫にぴったりのキャットフード選びをするために、カナガンキャットフードとジャガーキャットフードを6つの項目で徹底比較しました。ぜひ最後までご覧ください。
目次
「カナガンキャットフード」と「ジャガーキャットフード」を6つの項目で比較しました!
「カナガンキャットフード」と「ジャガーキャットフード」は、それぞれ高品質な原材料を使っている点や、グレインフリー・人工添加物不使用など共通する内容が多いキャットフードです。
カナガンキャットフードとジャガーキャットフードについて、以下の6つの項目で徹底比較しました。
- コスパ
- 販売会社
- 原材料
- 栄養価
- 対象
- 食いつき
早速比較の結果を見ていきましょう。結果は以下の表の通りです。
カナガンキャットフード
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ジャガーキャットフード
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①コスパ | 〇
1.5㎏ 4,708円 (131円/日) |
〇
1.5㎏ 4,708円 (141円/日) |
②販売会社 | 株式会社レティシアン | 株式会社レティシアン |
③原材料 | 〇
|
〇
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④栄養価 | 〇
タンパク質:34%以上 脂質16.7%以上 405kcal/100g |
〇
タンパク質:37%以上 脂質:14.88%以上 387.5kcal/100g |
⑤対象猫 | 〇
全猫種・全年齢 |
〇
全猫種・全年齢 |
⑥食いつき | 〇 | 〇 |
それぞれの項目を一つずつ解説していきます。
「カナガン」と「ジャガー」比較①:コスパはどっちがいい?
カナガンキャットフードとジャガーキャットフードでは、どちらがコスパのいいフードなのでしょうか。
比較した結果を早速見ていきましょう。
カナガンキャットフード
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ジャガーキャットフード
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お試し | 100円(50g) | なし |
通常価格 | 4,708円(税込) | 4,708円(税込) |
定期コース | 【最大20%OFF】
3,766円(税込) |
【最大20%OFF】
3,766円(税込) |
内容量 | 1.5㎏ | 1.5㎏ |
1日あたりの値段
(3㎏の成猫の給餌量で計算) |
通常価格:131円
定期コース:105円 (1日42gで計算) |
通常価格:141円
定期コース:113円 (1日45gで計算) |
2023年2月現在、カナガンキャットフードとジャガーキャットフードの価格はどちらも4,708円(税込)でした。
内容量も同様に1.5㎏ですが、1日あたりの値段に換算すると、カナガンキャットフードが131円(定期コースでの購入で105円)でジャガーキャットフードよりも約10円安いことになります。
1日の給餌量はカナガンキャットフードのほうが少ないため、コスパがいいと言えますね。カナガンキャットフードは約35日、ジャガーキャットフードは約33日で1袋消費できる計算になります。(3㎏の成猫の給餌量で計算した場合)
カナガンキャットフードもジャガーキャットフードも、他のキャットフードと比べるとお値段が高め。少しでもコスパ良く購入出来たら嬉しいですよね。
それぞれの公式サイトでは、最大20%OFFで購入できる定期コースが用意されています。コスパがアップするだけでなく買い忘れの心配もなくなるため、購入する際は定期コースがある公式サイトからの購入がおすすめです。
カナガンキャットフードを最安値で買う方法に関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
とは言え、いきなり1.5㎏購入しても、アレルギーなどで愛猫に合わなかったらショックですよね。カナガンキャットフードは1日分(50g)が気軽に試せる「100円モニター」がありますが、ジャガーキャットフードは残念ながら少量でお試しできません。
キャットフードの切り替えは、1~2週間ほど時間をかけて行う必要があるため、1日分のお試しでは愛猫の好みに合うかどうかまではわかりません。しかし、アレルギーを確かめるためには十分な量なので、チキンアレルギーが心配な方はカナガンキャットフードの100円モニターを試してみるのも良いでしょう。
カナガンキャットフードの100円モニターについて詳しく知りたい方は、以下からチェックしてみてくださいね。

「カナガン」と「ジャガー」比較②:販売会社はどっちが安心?
続いて、カナガンキャットフードとジャガーキャットフードの販売会社を比較しました。
カナガンキャットフード
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ジャガーキャットフード
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販売会社 | 株式会社レティシアン | 株式会社レティシアン |
原産国 | イギリス | イギリス |
生産工場 | FEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)の工場認定を受けた工場 | FEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)の工場認定を受けた工場 |
どちらのフードも「株式会社レティシアン」が輸入・販売しています。イギリスで製造されていますが、その生産工場も同じでした。
カナガンキャットフードとジャガーキャットフードの生産工場は、FEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)の厳しい基準をクリアした工場です。イギリスの中でも高い評価を受けるペットフード専門工場であり、製造ラインを常にチェックしています。
どちらのフードも原材料から加工後までしっかり管理されているため、安心して愛猫に与えられますね。
「カナガン」と「ジャガー」比較③:原材料がいいのは?
続いて、原材料を徹底比較しました。カナガンキャットフードとジャガーキャットフードでは原材料が大きく異なるため、どちらが愛猫に合うのか判断する際に参考にしてください。
カナガンキャットフード
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ジャガーキャットフード
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原材料 | 乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%、サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイル4.2%、乾燥卵4%、チキングレイビー2.3%、サーモンオイル1.2%、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、ビタミン類(A、D3、E)、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン) | 肉類(チキン生肉、乾燥チキン、乾燥鴨肉、チキンレバー、鴨生肉)、魚類(生サーモン、生マス)、ジャガイモ、エンドウ豆、サツマイモ、乾燥卵、チキングレイビー、チキンオイル、アルファルファ、エンドウ豆繊維、サーモンオイル、フェンネル、マリーゴールド、カモミール、ペパーミント、フラクトオリゴ糖、アニス、フェヌグリーク、リンゴ、ニンジン、クランベリー、セイヨウタンポポ、海藻、カボチャパウダー、ローズマリー、ホウレンソウ、ビルベリー、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素)、ビタミン類(E、C、A、B1、B2、D3)、メチオニン、タウリン、リジン、L-カルニチン、プロバイオティクス |
動物性原材料の割合 | 60% | 80% |
穀物使用 | なし | なし |
着色料・香料などの好ましくない添加物 | なし | なし |
カナガンキャットフード・ジャガーキャットフードともに、厳選された原材料を使っているだけでなく、グレインフリー・人工添加物不使用などのこだわりが詰まっています。どちらも安心して与えられるフードと言えますね。
チキンが主原料となるカナガンキャットフードに対し、ジャガーキャットフードはチキンだけでなく鴨・サーモン・マスをたっぷり使用しています。そのため、ジャガーキャットフードの動物性原材料の割合は80%。他のフードにはない贅沢な配合と言えるでしょう。お肉とお魚がバランスよく摂取でき、元々肉食である猫にもぴったりの内容です。
ジャガーキャットフードとカナガンキャットフードの違いは他にもあります。それは、ジャガーキャットフードには、猫の健康維持をサポートする「プロバイオティクス」が配合されている点です。
プロバイオティクスとは、腸で有益な働きをする生きた微生物のこと。プロバイオティクスには、腸内環境を整える善玉菌を増やす作用があります。下痢や便秘の改善が期待できるうえ、腸内環境が整うことで体調を崩しにくくなるなど、メリットの多い成分です。
一方、カナガンキャットフードはジャガーキャットフードと比べ、原材料がシンプル。主原料もチキンだけで60%以上を占めているため、どんな原材料を使っているか明確に知りたい飼い主におすすめです。
さらに、チキンには「セレン」が豊富に含まれており、免疫力維持をサポートする効果があります。毎日の食事から免疫力をアップさせることができれば、手軽で嬉しいですよね。
カナガンキャットフードの原材料をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

「カナガン」と「ジャガー」比較④:栄養価が優れているのは?
原材料に大きな違いがあったカナガンキャットフードとジャガーキャットフード。では、栄養価の面ではどちらが優れているのでしょうか。詳しく解説します。
カナガンキャットフード
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ジャガーキャットフード
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タンパク質 | 34%以上 | 37%以上 |
脂質 | 16.7%以上 | 14.88%以上 |
粗繊維 | 3.25%以下 | 5.25%以下 |
灰分 | 10.7%以下 | 10.13%以下 |
水分 | 8%以下 | 8%以下 |
オメガ6脂肪酸 | 2.99% | 3%以上 |
オメガ3脂肪酸 | 0.82% | 1.4%以上 |
リン | 1.1% | 1.58% |
マグネシウム | 0.09% | - |
ナトリウム | 0.8% | 0.6% |
カルシウム | 1.58% | - |
カリウム | 0.7% | 0.95% |
タウリン | 0.22% | - |
エネルギー(100gあたり) | 405kcal | 387.5kcal |
カナガンキャットフード・ジャガーキャットフードともに、タンパク質が多く含まれています。タンパク質は体作りに必要な栄養素であるため、しっかりと摂取したい成分。
しかし、タンパク質は摂取しすぎてしまうと腎臓や肝臓に負担を与えてしまいます。ジャガーキャットフードはタンパク質が37%以上、カナガンキャットフードには34%以上も含まれているため、腎臓や肝臓の機能が低下しているシニア猫には負担が大きい可能性も。愛猫に与えても大丈夫なのか、心配な方は獣医師に相談してみましょう。
ジャガーキャットフードはチキンや鴨だけでなく、サーモン・マスも使用しているため、オメガ3脂肪酸がカナガンキャットフードよりも多くなっています。
オメガ3脂肪酸はDHA・EPAが代表的な、血液をサラサラにする成分のこと。血液がサラサラになることで血圧が下がり、臓器にかかる負担を減らしてくれます。血圧が気になる猫や、心臓や肝臓が弱っている猫にはオメガ3脂肪酸が多いジャガーキャットフードがおすすめです。
その一方で、カナガンキャットフードは、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸がバランスよく配合されています。オメガ6脂肪酸は猫の皮膚の状態や毛並み・艶を保つために必要な栄養素です。愛猫の見た目を美しく保ちたい方にはカナガンキャットフードが合っているかもしれません。
「カナガン」と「ジャガー」比較⑤:対象の猫の種類・年齢は?
次にカナガンキャットフードとジャガーキャットフードはどの年齢に対応したフードなのか、対象の猫の種類と併せて比較しました。
カナガンキャットフード
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ジャガーキャットフード
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対象 | 全猫種・全年齢
(推奨:生後2ヶ月~) |
全猫種・全年齢
(推奨:生後2ヶ月~) |
カナガンキャットフードとジャガーキャットフードはどちらも全猫種・全年齢に対応。正確には授乳期が終わった生後2ヶ月〜となります。
そのため、ライフステージが変わるたびに1〜2週間の時間をかけてフードを切り替える必要はありません。飼い主の手間も愛猫に与えるストレスもなくせるのは嬉しいですよね。
どちらも全年齢対応のフードですが、子猫やシニア猫の場合、フードの硬さや大きさが食べにくく感じてしまう可能性もあります。以下の対処法で食べやすくできるので、子猫やシニア猫だけでなく、愛猫が食べにくそうにしている場合はぜひ試してみてください。
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「カナガン」と「ジャガー」比較⑥:食いつきがいいのは?
カナガンキャットフードとジャガーキャットフードの食いつきはどうなのか、粒の大きさとAmazonの評判をもとに比較しました。
カナガンキャットフード
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ジャガーキャットフード
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粒の大きさ | 直径8㎜~10㎜ | 直径10㎜~13㎜ |
粒の形 | ふっくらとした丸型 | 平たいドーナツ型 |
良い口コミ |
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悪い口コミ |
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カナガンキャットフード・ジャガーキャットフードともに「食いつきが良い」という口コミが最も多く、香料を使わない素材そのものの香りが猫たちの食欲をかき立てています。
しかし、その独特な香りによって好みが分かれてしまうのも事実。特に原材料の80%以上が動物性であるジャガーは、特に匂いがキツイようです。カナガンとジャガーは一般的なキャットフードに比べて価格が高いこともあり、「食いつきが悪くてショックだった」との口コミも多く見受けられました。
お肉・お魚をたっぷり味わいたい猫にはジャガーキャットフードを。偏食や魚の匂いに敏感な猫にはカナガンキャットフードを選択してみても良いかもしれません。
なお、匂いによる食いつきの悪さを防ぐためには、食べ慣れたフードに少しずつ混ぜながら慣らしていく方法がおすすめです。以下の記事で詳しく解説していますので、気になった方はぜひご覧ください。

また、ジャガーキャットフードの粒の大きさは10〜13㎜。カナガンキャットフードは8〜10㎜なので、ジャガーの方が粒が大きく、子猫やシニア猫には食べにくい可能性があります。しかし、ジャガーは平たいドーナツ型のため、ハンマーなどで砕きやすい形状になっています。愛猫が食べやすいサイズにしてあげることで、食べにくさは改善できるでしょう。
カナガンも少し厚みのある形状のため、食べにくい場合はぬるま湯でふやかすことがおすすめです。
「canaganキャットフード」がおすすめの猫はこんな猫!
カナガンキャットフードがおすすめな猫の特徴をまとめました。愛猫に合うかどうかチェックしてみてください。
猫の状態 | おすすめの理由 |
穀物アレルギーの猫 | グレインフリー |
毛並み・毛艶・皮膚の状態が気になる猫 | オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスが良い |
お肉大好きな猫 | チキンたっぷりの原材料 |
カナガンキャットフードは栄養のバランスの取れたキャットフード。猫の健康に必要なタンパク質だけでなく、オメガ6脂肪酸・オメガ3脂肪酸も十分に摂取できます。ヒューマングレードのチキンがメインの原材料なので、お肉が大好きな猫の食いつきはお墨付きです。
グレインフリー、無添加で安心して与えられるのも嬉しいですね。
カナガンキャットフードの詳細は以下の公式サイトからチェックしてみてください。
「JAGUARキャットフード」がおすすめの猫はこんな猫!
ジャガーキャットフードは以下のような猫におすすめです。購入する際の参考にしてください。
猫の状態 | おすすめの理由 |
穀物アレルギーの猫 | グレインフリー |
成長期の子猫 | タンパク質が37%以上で体づくりにぴったり |
運動量の多い猫 | タンパク質が37%以上であり、筋肉がつきやすい |
血圧・心臓・肝臓が気になる猫 | オメガ3脂肪酸が豊富に含まれている |
ジャガーキャットフードの特徴は、何と言ってもタンパク質量の高さです。
高タンパク質のキャットフードは他にもありますが、ジャガーほど良質なタンパク質が豊富に含まれているフードはないのではないでしょうか。成長期真っ盛りの子猫や、運動量の多い成猫にはぴったりと言えるでしょう。
しかし、タンパク質が豊富である故、肝臓や腎臓の機能に不安のある猫にはおすすめできません。愛猫に合っているのか、食べさせても良いのか不安な場合は獣医師に相談してから購入しましょう。
ジャガーキャットフードの商品情報は以下の公式サイトからチェックしてください。