カナガンキャットフードは低カロリー?肥満猫におすすめ??

「カナガンキャットフードって高タンパク質って聞くけど、カロリーはどうなの?」

「うちの猫、少し肥満気味なんだけどどんなキャットフードが良いの?」

こんな疑問や悩みを抱えていませんか?

 

カナガンキャットフードは、猫に必要な栄養素が十分に入っているキャットフードであり、高タンパク質かつ高カロリーです。高カロリーではありますが、実はダイエット向きでもあるキャットフードなのです。

 

この記事では、9種類の無添加キャットフードのカロリーや脂質、タンパク質を徹底比較します。この記事を読めば、愛猫に必要なカロリーや肥満猫におすすめなキャットフードが分かるようになるので、ぜひ最後までお読みください。

カナガンキャットフードのカロリー【目次】

カナガンキャットフードのカロリーと脂肪はどのくらい?

カナガンキャットフードのカロリーと脂質は、以下の通りです。

 

カロリー(kcal/100g) 脂質(%)
チキン 405kcal 16.7%以上
サーモン 398kcal 14.8%以上

 

カナガンキャットフードは、チキンもサーモンもカロリーと脂質に大きな差はありませんが、サーモンの方がやや低カロリー・低脂質になっています。

 

カナガンキャットフードのカロリーを他のキャットフードと比べてみました

キャットフードを選ぶ際、カロリーや脂質、タンパク質の量は気になるポイントですよね。

 

猫が肥満になる原因には、以下の3つがあります。

  1. カロリーを摂り過ぎている
  2. 運動不足
  3. ストレス

これらは、肥満になる主な原因に違いありません。

しかし、肥満を防止するためには、カロリーにだけ着目すればいいという訳でもないのです。

 

猫が消化しにくい穀物類が多いキャットフードや、筋肉を生成して代謝を上げるために必要なタンパク質が少ないキャットフード、消化不良の原因になり得る添加物が入っているキャットフードは、肥満のもとになります。

 

肥満は、糖尿病や関節炎、心臓病など、多くの病気の原因。

猫の肥満を防ぎ、健康を保つためには、「グレインフリー(穀物不使用)」「無添加」「高タンパク質」の3つの条件は必須です。

 

ここでは、9種類の無添加・グレインフリーのキャットフードについて、カロリーや脂質、タンパク質を比較した結果を紹介します。

 

カロリー

(kcal/100g)

脂質

(%)

タンパク質

(%)

カナガン(チキン)

405kcal 16.7%以上 34%以上
カナガン(サーモン)

398kcal 14.8%以上 34%以上
オリジン

415kcal 20% 40%
ジャガー

388kcal 17% 40%
犬猫生活

373kcal 15%以上 31%以上
クプレラ

395kcal 12%以上 31%以上
アカナ

410kcal 42% 36%
もぐにゃん

379kcal 11%以上 27%以上
ピュリナワン

グレインフリー

413kcal 14%以上 35%以上
平均 397kcal 18% 34%

 

カナガンキャットフードは、他の無添加・グレインフリーのキャットフードと比較して、平均的なカロリー・脂質・タンパク質であることがわかります。

 

AAFCO(The Association of American Feed Control Officials)では、タンパク質は26%以上、脂質は9%以上が望ましいとされています。

 

ただし、AAFCOの基準はあくまで最低値に過ぎません。

肥満にさせないためには、脂質を避けた方がいいと思う方もいるかもしれませんが、一定量の脂質は猫の発育上不可欠なのです。

 

猫の発育には9%〜20%の脂質が必要とされていますが、さらに言うならば、

【タンパク質:脂質=3:2】の割合が肥満になりにくいと言われています。

 

カナガンキャットフードのタンパク質と脂質の割合は、以下の通り。

【チキン】タンパク質:脂質=34:16.7

【サーモン】タンパク質:脂質=34:14.8

 

上記で比較した無添加・グレインフリーのキャットフードの中で、最もバランスに優れているキャットフードと言えるでしょう。

カナガンキャットフードのカロリーはメーカー推奨の給餌量だとどのくらい?

カナガンキャットフードは、タンパク質・脂質のバランスが良いことがわかりましたが、ネット上には「カナガン 太った」「カナガン 太る」などの口コミを目にすることもあります。

 

特に、カナガンキャットフードは食いつきが良く、おかわりを欲しがる猫が多いのも確か。

キャットフードを美味しそうにたくさん食べてくれるのは嬉しいことですが、1日の給餌量を守らずに与え過ぎてしまっては、肥満になりかねません。

 

カナガンキャットフードの公式サイトに記載されている1日の給餌料は、以下の通り。

 

<成猫の場合>

体重(kg) 1日の給餌量(g) 総カロリー(kcal)
1〜2kg 25〜35g 101〜142kcal
2〜3kg 35〜42g 142〜170kcal
3〜4kg 42〜50g 170〜203kcal
4〜5kg 50〜60g 203〜243kcal
5〜6kg 60〜70g 243〜284kcal
6〜7kg 70〜75g 284〜304kcal
7kg 75〜83g 304〜336kcal

 

<子猫の場合>

成猫時の体重(kg) 2〜5ヶ月

1日の給餌量(g)

6〜9ヶ月

1日の給餌量(g)

10〜13ヶ月

1日の給餌量(g)

1〜2kg 25〜35g 45〜50g 55〜65g
2〜3kg 35〜50g 50〜60g 65〜70g
3〜4kg 50〜55g 65〜75g 75〜85g
4〜5kg 65〜80g 85〜95g 95〜100g
5〜6kg 80〜95g 95〜105g 105〜110g
6〜7kg 95〜115g 115〜120g 120〜130g
7〜8kg 115〜120g 120〜130g 130〜135g

 

公式サイトの給餌量を守っていれば肥満になる可能性は低いです。

しかし、ダイエット目的でカナガンキャットフードを与える際には、必要カロリーを計算してカロリーに合わせた給餌量に調整しなければなりません。

 

ここからは、肥満予防やダイエット目的でカナガンキャットフードを与える際の手順を、以下の4ステップで詳しく解説します。

 

【ステップ1】体重ごとの必要カロリー(PER)を計算する【ステップ2】PERに個体差を考慮した係数をかけてDERを求める

【ステップ3】カナガンのカロリーに合わせた1日の給餌量を求める

【ステップ4】どうしても分からなければカナガンの専任スタッフかサポセンへ電話する

 

【ステップ1】体重ごとの必要カロリー(PER)を計算する

まず始めに愛猫の体重をもとに、1日に必要なカロリーを計算します。

 

1日に必要なカロリー(PER) = 70+30×体重(kg) kcal/日一般社団法人ペットフード協会より引用 

 

例えば、3kgの猫の場合、1日に必要なカロリーは以下の計算式で求められます。

PER = 70+30×3kg = 160kcal

【ステップ2】PERに個体差を考慮した係数をかけてDERを求める

ステップ1では、体重に応じた必要なカロリー(PER)を求めました。

しかし、PERは、体重による必要カロリーの目安に過ぎません。

個体差を考慮し、詳細なカロリー量(要求量:DER)を求めるためには、PERに猫の状態に合わせた係数を掛ける必要があります。

 

猫のライフステージや状態に合わせた係数は以下の通り。

 

猫のライフステージ・状態 係数
肥満傾向 1.0
去勢・避妊していない成猫 1.4
去勢・避妊済みの成猫 1.2
シニア(7歳以上) 1.1
妊娠中 2.0
授乳中 2.0〜6.0
成長期(2ヶ月〜4ヶ月) 3.0
成長期(4ヶ月〜6ヶ月) 2.5
成長期(7ヶ月〜12ヶ月) 2.0

 

この係数をステップ1で算出したPERに掛けることで、個体に合わせた1日の要求量が求められます。

 

個体に合わせた1日のカロリー要求量(DER) = PER×係数 kcal/日一般社団法人ペットフード協会より引用 

 

例えば、去勢・避妊済みの3kgの猫の場合、カロリー要求量は以下になります。

PER = 70+30×3kg = 160kcal

DER = PER(160kcal)×係数1.2 = 192kcal

 

つまり、肥満もしくはダイエット中の3kgの猫であれば、

DER = PER(160kcal)×係数1.0 = 160kcal

と言うことになるのです。

【ステップ3】カナガンのカロリーに合わせた1日の給餌量を求める

ステップ1・2で、猫の個体差を考慮した1日のカロリー要求量をもとめることができました。

ステップ3では、ステップ1・2から算出した要求カロリーをもとに、カナガンキャットフードの適正給餌量を求めていきます。

 

カナガンのカロリーに合わせた1日の給餌量の計算方法は、以下の通り。

 

 カナガンの1日の給餌量 = カロリー要求量(DER)÷ カナガンキャットフードのカロリー(kcal/g)

 

例えば、去勢・避妊済みの3kgの猫の場合、カナガンキャットフードの1日給餌量は以下の通り。

【チキン】  DER(192kcal)÷4.05 = 47.4g

【サーモン】 DER(192kcal)÷3.98 = 48.2g

 

肥満、もしくはダイエット中の3kgの猫であれば、

【チキン】  DER(160kcal)÷4.05 = 39.5g

【サーモン】 DER(160kcal)÷3.98 = 40.2g

となります。

 

このように、愛猫の体重やライフステージ・状態から、猫それぞれに必要なカロリーを算出し、1日の給餌量を調整することができます。

 

計算するのが大変という方は、『獣医師広報番』というサイトを利用するのがおすすめ。

このサイトでは、自動で猫の1日に必要なカロリーを計算してくれます。

【ステップ4】どうしても分からなければカナガンの専任のスタッフかサポセンへ電話する!

「ステップ1〜3で紹介した方法で餌を与えたけれど体重管理が難しい」

「計算した給餌量であげてるけど、便の状態があまり良くない」

など、カナガンキャットフードや給餌量に関して分からないことや質問がある場合には、専任のスタッフかサポートセンターへ連絡するのも一つの手です。

 

カナガンキャットフードを直輸入・販売している株式会社レティシアンは、ペット管理栄養士やホリスティックケアカウンセラーなど、専門知識を持ったスタッフが常駐しており、いつでも電話やお問い合わせホームから質問することができます。

自分で解決できない疑問がある際には、以下に問い合わせしてみましょう。

 

 

電話 0570-200-012
お問い合わせホーム https://www.laetitienpet.com/contact

 

カナガンキャットフードのカロリー【まとめ】

カナガンキャットフードは、100gあたりチキンで405kcal、サーモンで398kcalと、決して低カロリーなキャットフードとは言えません。愛猫を肥満にさせなかったり、ダイエットを成功させたりするためには、カロリーが重要と考えがちです。

 

しかし、カロリーにだけ着目すればいいわけではなく、高タンパク質かつ最低限の脂質は必要になります。カナガンキャットフードは、タンパク質と脂質のバランスが良く、肥満防止・ダイエットにもおすすめできます。

 

カナガンキャットフードの公式サイトに記載されている1日の給餌量を参考にしつつ、PERやDERをもとに個体に合った給餌量を与えられると良いでしょう。不明点があれば、公式サイトから専任スタッフに確認できるので、安心して与えられるのもいいですね。

 

 

 

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