【対策公開】カナガンキャットフードの食いつきが悪い時の原因と対処法

グレインフリーかつ、ヒューマングレードの原材料を使用しているなど、猫の健康を第一に考えて作られているカナガンキャットフード。愛猫家からの人気も高く、ネット上でも目にすることが多いキャットフードの一つです。

 

そんなカナガンキャットフードですが、「食いつきがすごい」という口コミが多いなか、「全然食べない」「思っていたよりも食いつきが悪い」という口コミも目立つように感じます。公式サイトでも「食いつきがすごい!」と公言されているキャットフードですが、なぜ口コミはこんなに両極端なのでしょう?

 

この記事では、カナガンキャットフードの「食いつき」について、口コミや体験談、猫の特性をもとに分析した結果をご紹介します。カナガンキャットフードで、食いつきが悪かった場合の対処法も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

 

カナガンキャットフードの食いつきが悪い原因

「食いつきがすごい」と定評のあるカナガンキャットフードですが、猫によっては食いつきが悪い場合もあるようです。

 

カナガンキャットフードの食いつきが悪い原因として、以下の3つが考えられます。

  1. 匂いがきつい
  2. 味に慣れていない
  3. 粒の大きさ・硬さが気に入らない

 

これら3つの原因に関して、詳しく見ていってみましょう。

原因1:匂いがきつい

カナガンキャットフードの食いつきが悪い原因の一つに「匂いがきつい」というものがあります。

 

カナガンキャットフードは、他のキャットフードと比べると”生臭さ”が強いと感じる方も少なくはありません。実際、口コミでも「匂いがきつい」「今までのキャットフードよりも生臭い感じがする」という声を目にすることも多いです。

 

しかし、匂いのきつさには、きちんとした理由があるようです。

 

実は、猫には塩味や旨味といった味覚がありません。

味覚がない分、嗅覚から「食事に関する匂い」を感じ取ることで、猫の食欲は掻き立てられるのです。【いい匂いがしたらお腹が空く→食いつきが良くなる】というメカニズムと考えると、想像しやすいかもしれません。

 

カナガンキャットフードは、この猫の性質を利用して「食いつき」に働きかけています。そのため、他のキャットフードよりも匂いがきつくなっているとのこと。

 

猫は本来肉食動物であり、チキンやサーモンといった肉類や魚類を主食としています。

カナガンキャットフードは、チキンオイルやサーモンオイルを使用することで、猫の好物である肉類や魚類の強い匂いを実現しています

 

しかし、ここで問題となるのが、すべての猫がカナガンキャットフードの匂いを好きとは限らないということ。カナガンキャットフードの匂いが好きではない猫は、そのきつい匂いから食欲を誘うことができません。

 

結果として、食いつきが悪くなるというわけです。

 

原因2:味に慣れていない

カナガンキャットフードの食いつきが悪い原因として、「味に慣れていない」からというものもあります。

 

猫は、変化に敏感な生き物。

普段食べていたキャットフードから、いきなりカナガンキャットフードに切り替えた場合、その変化に順応できずに食いつきが悪くなることがあります。

 

これはすべての猫に該当するわけではなく、猫の性格にも大きく左右されること。

初めてのものに対する興味関心が強い猫であれば、最初は飛びつくように食べ、徐々に食べなくなる可能性もあります。

 

また、警戒心の強い猫であれば、最初はまったく口にしないこともあるでしょう。

 

カナガンキャットフードに限った話ではありませんが、フードを切り替える際には、食いつきが悪くなるのは、ある程度仕方のないことです。

徐々に時間をかけて慣れさせていく必要があるでしょう。

 

原因3:粒の大きさ・硬さが気に入らない

カナガンキャットフードの食いつきが悪い原因には、「粒の大きさ・硬さが気に入らない」というものもあります。

 

カナガンキャットフードは、長さ10mm、厚さ5mm〜8mmとやや大きめの形状となります。厚みがある分、他のキャットフードよりも少し硬く、食べにくいと感じる猫もいるかもしれません。

 

特に、口腔機能が未成熟な子猫や、咀嚼力が弱ってきている老猫にとっては、カナガンキャットフードの形状は食べにくい可能性があります。猫は、「食べにくいものは食べない」ということも多く、形状による食いつきの悪さは、可能性として高いかもしれません。

 

しかし、カナガンキャットフードの形状や硬さには、その形状にした理由がきちんとあるようです。

 

粒が小さすぎると丸呑みしてしまう猫が多く、丸呑みしたが故に消化不良を起こしてしまうことがあるからです。

丸呑みによる消化器官への負担をなくすため、きちんと咀嚼しないと飲み込めない大きさで製造されているとのこと。

 

また、程よく咀嚼が必要な硬さであるため、サクサクとした食感を楽しめるように工夫されているようです。

 

カナガンキャットフードの食いつきを良くするための対処法

カナガンキャットフードは、プレミアムフードなだけあって、お値段は少々高め。

「グレインフリー」「ヒューマングレード」「香料・着色料不使用」だからと、猫の健康を想って購入しても、食いつきが悪くて食べてもらえないと、ガッカリしてしまいますよね。

 

「食いつきがいい」という口コミが多いだけに、与える前の期待も大きいはずです。

カナガンキャットフードの食いつきが悪くて困っている方は、落胆する前にここでご紹介する対処法を試してみてください。

 

カナガンキャットフードの食いつきを良くするための対処法は、以下の3つです。

  1. 前の餌に少しずつ混ぜる
  2. 味が違うカナガンを試してみる
  3. 砕いてみたり、ふやかしてあげる

ひとつずつ詳しく見てみましょう。

対処法1:前の餌に少しずつ混ぜる

1つ目の対処法は、「慣れている餌に少しずつ混ぜて与えてみる」という方法。

 

猫は変化に敏感な生き物です。

前のキャットフードから急にカナガンキャットフードに変えると、警戒して食べてくれない可能性があります。特に、カナガンキャットフードは、匂いもきついため、警戒してしまう猫も少なくありません。

 

はじめは、慣れ親しんだキャットフードに少し混ぜ、徐々にカナガンキャットフードの量を増やしてみましょう

 

キャットフード変更時の与え方に関して、カナガンキャットフードの公式サイトでは、以下の方法を推奨しています。

 

現在お使いのフードからカナガンに切り替える場合、食べ慣れたフードにカナガンを少しずつ混ぜ、少なくとも7日間ほどかけてゆっくり慣らしていくようにしてください。1日目は、カナガンを25%、もとのフード75%の比率で、3日目は50%、5日目は75%、7日目は100%カナガンを与えるようにしましょう。

カナガンキャットフード公式サイト

 

このように、いきなりカナガンキャットフードに変えるのではなく、最低でも7日間かけて、少しずつ慣らしていってみましょう

 

なお、猫の大きさにより1日の給餌量は異なります。以下を参考に、与える量を調整してみてください。

 

<成猫の場合>

体重(kg) 1日の給餌量(g)
1〜2kg 25〜35g
2〜3kg 35〜42g
3〜4kg 42〜50g
4〜5kg 50〜60g
5〜6kg 60〜70g
6〜7kg 70〜75g
7kg 75〜83g

 

<子猫の場合>

成猫時の体重(kg) 2〜5ヶ月 6〜9ヶ月 10〜13ヶ月
1〜2kg 25〜35g 45〜50g 55〜65g
2〜3kg 35〜50g 50〜60g 65〜70g
3〜4kg 50〜55g 65〜75g 75〜85g
4〜5kg 65〜80g 85〜95g 95〜100g
5〜6kg 80〜95g 95〜105g 105〜110g
6〜7kg 95〜115g 115〜120g 120〜130g
7〜8kg 115〜120g 120〜130g 130〜135g

 

対処法2:味が違うカナガンを試してみる

2つ目の対処法は「味が違うカナガンを試してみる」という方法。

 

カナガンキャットフードには、チキンとサーモンの2種類の味があります。

チキンの主原材料は鶏肉が60%、サーモンの主原材料はサーモンやニシン・白身魚が78%。チキンとサーモンでは主原材料が全く異なるため、匂いにも大きな違いがあります。

 

カナガンキャットフードは、一般のキャットフードよりも匂いがきついため、猫の好みにより食いつきも大きく左右されます。成分的には、チキンもサーモンも大きな違いはありません。猫の好みに合わせて、味を変えてみるのもひとつの手でしょう。

 

なお、カナガンキャットフードは不定期で【100円お試しキャンペーン】を実施しています。どちらの味が好みなのか、お試しキャンペーンでお得に両方の味を試してみてもいいかもしれません。

 

100円お試しキャンペーンに関する詳細は、こちらの記事を参照ください。

 

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対処法3:砕いてみたり、ふやかしてあげる

3つ目の対処法は「砕いてみたり、ふやかしてあげる」という方法。

 

カナガンキャットフードの食いつきが悪い原因のひとつに、「粒が大きい・硬い」というものがあります。猫はもともと肉食動物であるため、人間のように、なにかをすり潰すための歯(臼歯)が大きくありません。

そのため、カリカリのキャットフードを噛み砕くのが苦手な猫も多いのです。

 

咀嚼することに慣れるまでは、猫の小さな臼歯でも噛み砕けるように、キャットフードを小さく砕いてあげたり、柔らかくふやかしてあげたりすることで、食いつきが良くなる可能性はあります。

 

猫は、食べにくいものを食べようとはしません。

反対に、食べやすいものだと分かれば、食いつきも良くなります。

 

少し手間かもしれませんが、食べやすい形状にしてあげることで、食いつきがよくなる可能性は高いでしょう。

 

なお、ふやかす際に「お湯」を使用してしまうと、栄養素が飛んでしまうため、注意が必要です。ふやかす際には、必ず「ぬるま湯」を使用するようにしましょう。

カナガンキャットフードの食いつき【まとめ】

カナガンキャットフードには、「食いつきが良い」という口コミもあれば「食いつきが悪い」という口コミもあります。猫の好みの問題もありますが、食いつきが悪いのにはいくつか原因があり、対策することで、食いつきが良くなる可能性も高いです。

 

「猫の健康を第一に考えて、安全な原材料だけを使用しているカナガンキャットフードを食べさせたい」「でも、せっかく買ったのに食いつきが良くない」と悩んでいる方は、①急にカナガンキャットフードに全移行せずに少しずつ徐々に移行していく、②違う味のカナガンキャットフードを試してみる、③砕いたりふやかしたり形状を変えてみる等、工夫してみると食いつきが良くなるかもしれません。

 

 

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