「カナガンキャットフード」と「モグニャン」を6つの項目で比較!

愛猫家たちのなかで最近注目を集めている「カナガン」と「モグニャン」。

どちらもグレインフリーかつ無添加のプレミアムキャットフードであり、なおかつ販売会社も同じという共通点があります。

 

「カナガンとモグニャンってなにが違うの?」

「カナガンとモグニャン、それぞれの特徴や使い分けは?」

など、カナガンとモグニャンに関して、違いがわからないという方も多いのではないでしょうか?

 

この記事では、カナガンとモグニャンについて、原材料や成分を中心に徹底比較していきます。子猫やシニア猫にはどちらが適しているのか、使い分けるポイントなどがわかるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。

カナガンとモグニャン比較【目次】

カナガンとモグニャン比較①:コスパはどっちがいい?

まずは、カナガンとモグニャンのコスパについて、比較した結果を見ていってみましょう。

カナガンキャットフード

モグニャン

お試し 100円(50g) 100円(50g)
2,178円(1.5kg)

※初回半額お試しコース

通常価格 4,708円

定期コースで最大20%OFF(3,766円)

4,356円

定期コースで最大20%OFF

(3,484円)

※2023年2月〜

通常価格4,708円に値上げ予定

内容量 1.5kg 1.5kg
1日あたりの値段

※3kgの成猫の給餌量で計算

131円 143円

※値上げ後は150円

 

2023年1月現在、カナガンよりもモグニャンの方が350円ほど安く買えます。

しかし、2023年2月1日から、モグニャンもカナガンと同じ1袋4,708円に値上げすることが決まっており、双方に値段の違いがなくなる予定です。

 

そのため、カナガンもモグニャンも1袋の値段に差はありません。

しかし、1日の給餌量はカナガンの方が少ないため、カナガンの方がコスパが良いと言えるでしょう。

カナガンとモグニャン比較②:販売会社はどっちが安心?

次に、カナガンとモグニャンの販売会社について、比較してみましょう。

カナガンキャットフード

モグニャン

販売会社 株式会社レティシアン 株式会社レティシアン
原産国 イギリス イギリス
生産工場 欧州ペットフード工業連合会(FEDIAF)の基準をクリアした工場 欧州ペットフード工業連合会(FEDIAF)の基準をクリアした工場

 

カナガンもモグニャンも、株式会社レティシアンという会社から販売されています。

販売会社だけでなく、なんとイギリスにある製造工場も同じとのこと。

 

カナガンやモグニャンを製造している工場は、欧州ペットフード工業連合会(FEDIAF)の厳しい基準をクリアしているだけでなく、国際基準であるSAI GROBALランクAを取得しており、非常に安心と信頼ができます。

カナガンもモグニャンも、製造過程から品質管理まで徹底しているため、どちらも安心して与えられるでしょう。

カナガンとモグニャン比較③:原材料がいいのは?

カナガンとモグニャンの成分や原材料は、大きく異なります。

どちらが愛猫に向いているのか判断するポイントにもなりますので、比較した結果を詳しくみていきましょう。

カナガンキャットフード

モグニャン

主な原材料 乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%、チキンオイル4.2%、チキングレイビー2.3%、 サーモンオイル1.2% 白身魚65%、サーモンオイル、フィッシュスープ
その他の原材料 サツマイモ、ジャガイモ、乾燥卵4%、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、 カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、ビタミン類(A、D3、E)、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン) タピオカ、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、ビール酵母、サツマイモ、ココナッツオイル、セルロース、、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、ビタミン類(ビタミンA、D3、E)、乳酸菌
添加物・香料など好ましくない原材料 なし なし

 

カナガンもモグニャンも、どちらもグレインフリーかつ無添加のキャットフードです。さらに、主原材料はヒューマングレードで上質なものを使用するという徹底っぷり。

 

双方の違いと言えば、カナガンの主原材料がチキンであるのに対し、モグニャンの主原材料は白身魚という点。

 

カナガンの64.7%を占めるチキンには、免疫力維持をサポートするセレンが豊富に含まれるため、風邪などの体調不良の予防効果があります。また、カナガンだけに含まれている原材料として、マリーゴールド、カモミール、セイヨウハッカ、アニスの実があります。これらは、解毒作用やストレス緩和作用があるため、ストレスから生じる下痢や毛艶の悪化防止にも期待できるかもしれません。

 

対し、モグニャンの63%を占める白身魚は、オメガ3脂肪酸が豊富であり、血液をサラサラにする効果が得られます。心臓病や糖尿病など循環器疾患の予防に期待できるでしょう。また、モグニャンだけに入っている原材料として、下痢や便秘予防に期待できるバナナや、便秘予防に効くひよこ豆やレンズ豆があります。

 

カナガンもモグニャンも安心して与えられるのは間違いありませんが、愛猫が求めている効果で使い分けるのが良いでしょう。

カナガンとモグニャン比較④:栄養価が優れているのは?

カナガンとモグニャンを比較した結果、栄養価にも大きな違いがありました。

愛猫の状態により、求める栄養価も異なります。愛猫の状態と、双方の栄養価を確認しながら使い分けられると良いでしょう。

カナガンキャットフード

モグニャン

タンパク質 34%以上 27%以上
脂質 16.7%以上 11%以上
繊維 3.25%以下 5.25%以下
灰分 10.7%以下 9.5%以下
水分 8%以下 5%以下
オメガ6脂肪酸 2.99% 1.3%
オメガ3脂肪酸 0.82% 2.5%
オメガ6:オメガ3 3.7:1 0.52:1
リン 1.1% 1.1%
マグネシウム 0.09% 0.12%
ナトリウム 0.8% 0.3%
カルシウム 1.58% 1.3%
カリウム 0.7% 0.8%
タウリン 0.22% 0.1%
カロリー

(100gあたり)

405kcal 379kcal

 

カナガンは、タンパク質が34%以上と高タンパク質なキャットフードです。

タンパク質は、筋肉を作ったり毛を強くしたりと、猫の健康には欠かせません。特に、急成長期である子猫や運動量の多い健康で元気な猫には、高タンパク質のフードは不可欠です。

しかし、高齢や病気により腎機能や肝機能が弱ってきている猫の場合、高タンパク質のフードは負担になる可能性も。猫の状態により、必要となるタンパク質の量も異なるので、使い分けが重要になるでしょう。

 

モグニャンに多く含まれる「オメガ3脂肪酸」には、血液をサラサラにする作用があります。

肝臓は大量の血液を必要とする臓器なので、血液がドロドロになると肝臓にも負担がかかります。肝臓が弱っている場合には、オメガ3脂肪酸が多いモグニャンがおすすめと言えるでしょう。

 

対し、カナガンはオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスが非常に良い商品です。

オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸が3:1〜10:1の比率が、猫の皮膚や毛艶に最も良いとされています。毛艶や皮膚炎が気になる場合には、カナガンの方が向いているかもしれません。

 

また、タウリンは猫の体内で生成することができない必須アミノ酸。

食事から摂取するしかない栄養素ですが、実は、タウリンが不足すると、眼や心臓に異常が出る可能性が高くなります。タウリンが多いカナガンは、心臓病の予防にも役立つでしょう。

カナガンとモグニャン比較⑤:対象の猫の種類・年齢は?

カナガンとモグニャンの対象について、比較してみましょう。

カナガンキャットフード

モグニャン

対象 全猫種・全年齢

(推奨:生後2ヶ月〜)

全猫種・全年齢

(推奨:生後2ヶ月〜)

 

カナガンもモグニャンも、全猫種・全年齢に対応しているキャットフードです。

年齢などのライフステージによりフードを変える必要がないため、長期間与えられそうですね。

カナガンとモグニャン比較⑥:食いつきがいいのは?

カナガンとモグニャンの食いつきや口コミについて、比較してみましょう。

カナガンキャットフード

モグニャン

粒の大きさ 直径8mm〜10mmの小粒 直径5mm〜8mmの小粒

 

カナガンもモグニャンも、食いつきが良いという口コミが多いです。

しかし、すべての猫が好んで食べるというわけではなく、猫の好みにより食べないということもあるようです。

チキンが好きならカナガン、魚系が好きならモグニャンにするなど、猫の好みで使い分けるのも良さそうですね。

 

フードの大きさは、モグニャンの方がやや小さめ。

口腔機能や咀嚼能力が弱ってきているシニア猫には、モグニャンの方が食べやすい可能性があります。

反対に、噛みごたえがあってガツガツ食べられるのはカナガンかもしれません。

カナガンは食感を楽しみつつ、咀嚼による満腹感も得られやすいため、肥満防止にも期待できるでしょう。

カナガンとよく比較されるジャガー・シンプリーといった人気キャットフードと比べてみました

次に、カナガンとよく比較される「ジャガー」と「シンプリー」について、比較した結果をご紹介します。

カナガンキャットフード

ジャガー

シンプリー

(現在はカナガンキャットフードサーモン)

  ↓

コスパ 4,708円/1.5kg 4,708円/1.5kg 4,708円/1.5kg
販売会社 株式会社レティシアン 株式会社レティシアン 株式会社レティシアン
主原材料 乾燥チキン35.5%、骨抜きチキン生肉25%、鶏脂4.2%、チキングレイビー2.3%、サーモンオイル1.2% 骨抜きチキン生肉、鴨生肉、乾燥チキン・乾燥鴨肉、生サーモン・生マスチキンレバー、鶏脂、チキングレイビー 生サーモン31.5%、乾燥サーモン15%、乾燥ニシン15%、乾燥白身魚14%、サーモンオイル5%、生マス2.5%、サーモンスープ2%
主な栄養価 タンパク質34%以上

脂質16.7%以上

粗繊維3.25%以下

エネルギー405kcal/100g

タンパク質37%以上

脂質14.88%以上

粗繊維5.25%以下

エネルギー387.5kcal/100g

タンパク質34%以上

脂質14.8%以上

粗繊維3.25%以下

エネルギー398kcal/100g

対象の幅 全猫種・全年齢 全猫種・全年齢 全猫種・全年齢
フードの大きさ 直径1cmのコイン型 直径1.3cmドーナツ型 直径1.3cmの丸型
特徴 タンパク質を豊富に含むチキン、消化に良いサツマイモ、ミネラル類を豊富に含む海藻を配合していて、バランスが良い。 チキンや鴨などの肉類だけでなく、サーモンやマスなどのお魚も配合。

肉も魚も両方バランスよく食べられる

新鮮なサーモンを47%配合し、そのほか白身魚、マスなどの魚だけで78%と、魚の配合比率に重きを置いたキャットフード
乾燥チキンと骨抜きチキンだけで60%以上と、肉の配合比率に重きを置いたキャットフード りんご、オレンジ、ブルーベリー、梨など果物も豊富に配合されており、ビタミン類が豊富。 炭水化物であるさつまいもを配合し、効率的な消化を促進、便通をサポート。
猫の必須アミノ酸であるタウリンを2,200mg/kg配合。

心臓病の予防効果がある。

漢方で使われている朝鮮人参や生姜、滋養源として使用されるフェンネル等を配合し、血行促進や疲労回復効果にも期待できる。 毛玉の排出をサポートするオリゴ糖を配合。
尿路結石の予防効果があるクランベリー、ストレス解消効果のあるカモミールなど、果物やハーブもこだわって使用。 猫の問題行動の原因になり得る血糖値上昇に着目し、血糖値を抑えることを目的としたレシピ構成。 オメガ3脂肪酸を豊富に含み、動脈硬化や糖尿病の予防効果に期待できる。
1袋1袋に製造番号が振られ、12ヶ月にわたって追跡管理ができる。 1袋1袋に製造番号が振られ、12ヶ月にわたって追跡管理ができる。 1袋1袋に製造番号が振られ、12ヶ月にわたって追跡管理ができる。

 

イギリスシンプリー社から販売されていた「シンプリー」は、カナガンに統合し「カナガンキャットフードサーモン」として、リニューアルしています。

ジャガー含め、人気のキャットフードはすべて株式会社レティシアンが販売元となり、徹底した品質管理のもと製造されています。

 

どのキャットフードもグレインフリー、無添加、ヒューマングレードなので、安心して愛猫に与えられるでしょう。

配合されている原材料や、肉や魚の比率などは異なるため猫の好みや状態に合わせて使い分けられるといいですね。

 

【まとめ】最もおすすめできるキャットフードは?

カナガンもモグニャンも、グレインフリーかつ無添加なキャットフードです。販売元も株式会社レティシアンという同じ会社であるため、コンセプトや安全性の高さに違いはありません。

 

猫の状態により、おすすめできるキャットフードも異なるため、一概にこのキャットフードが最も良いと言い切ることはできません。カナガンとモグニャンは似た性質を持ちますが、原材料や成分、粒の大きさに違いがあります。愛猫の状態やキャットフードで補いたいポイントなどにより、使い分けできると良いでしょう。

 

なお、愛猫の状態により、以下の使い分けがおすすめですのでご参照ください。

猫の状態 おすすめのフード
子猫、成猫、健康体の猫 カナガン
肝臓・腎臓が弱っている猫、シニア猫 モグニャン

 

商品の詳細が気になる方は、公式サイトをチェックしてみてくださいね。

 

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