
猫の健康を第一に考えて作られたプレミアムキャットフードのカナガン。
グレインフリー・無添加であるだけではなく、人間が食べても問題のないヒューマングレードの原材料を使用しているなど、愛猫家からの評価も高いです。
そんなカナガンからは、ドライタイプだけでなくウェットタイプも販売されているのは、ご存知ですか?
「愛猫にカナガンを食べさせたいけど、ドライタイプとウェットタイプどっちがいいの?」
「ドライタイプとウェットタイプの違いは?使い分けは?」
このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか?
この記事では、プレミアムキャットフード「カナガン」のウェットタイプとドライタイプについて、値段や成分を徹底比較していきます。ウェットタイプとドライタイプ、どちらが愛猫に適しているのか分かるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
値段で比較!カナガンキャットフードウェットタイプvsドライタイプ
まず、カナガンキャットフードのウェットタイプとドライタイプの値段を比較した結果から見てみましょう。
ウェットタイプ
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ドライタイプ
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お試し | なし | 100円(50g) |
通常価格(税込) | 5,940円
定期コースで最大20%OFF(4,752円) |
4,708円
定期コースで最大20%OFF(3,766円) |
内容量 | 75g×12缶 | 1.5kg |
1日あたりの値段
※3kgの成猫の給餌量で計算 |
990円〜1,485円
(2缶〜3缶/日) |
131円〜157円
(42g〜50g/日) |
カナガンキャットフードのウェットタイプは、12缶セット5,940円で販売されています。ウェットタイプのキャットフードは、栄養価に偏りが生じやすく、おやつや補食として食べさせることがほとんど。しかし、カナガンのウェットタイプは栄養バランスが良好であり、缶詰だけでも猫にとって十分な栄養を摂ることができます。
とは言え、1缶あたり495円。ウェットタイプだけを与えた場合、1日990円〜1,485円(2缶〜3缶)と高額になるため、超高級フードと言わざるを得ません。
対し、カナガンキャットフードのドライタイプは、1.5kgで4,708円。
1日131円〜157円で与えられるため、ウェットタイプよりもかなりコスパは良いです。
コスパだけで考えるなら、断然ドライタイプの方が良いでしょう。
原材料・成分で比較!カナガンキャットフードウェットタイプvsドライタイプ
続いて、カナガンキャットフードのウェットタイプとドライタイプの原材料と成分を比較した結果を見てみましょう。
ウェットタイプ
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ドライタイプ
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主な原材料 | チキン58%、チキン煮汁32%、サーモン5% | 乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%、チキンオイル4.2%、チキングレイビー2.3%、 サーモンオイル1.2% | |
その他の原材料 | タピオカ、サンフラワーオイル、ミネラル類、タウリン、ビタミン類 | サツマイモ、ジャガイモ、乾燥卵4%、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、 カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、ビタミン類(A、D3、E)、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン) | |
添加物・香料など好ましくない原材料 | なし | なし | |
成分 | タンパク質 | 16.5%以上 | 34%以上 |
脂質 | 1.8%以上 | 16.7%以上 | |
粗繊維 | 0.5%以下 | 3.25%以下 | |
灰分 | 2.5%以下 | 10.7%以下 | |
水分 | 78%以下 | 8%以下 | |
エネルギー
(100gあたり) |
94.87kcal | 405kcal |
カナガンキャットフードは、ウェットタイプ・ドライタイプともに主原材料はチキンとサーモンです。
猫本来の食生活を参考にして配合している原材料であるため、穀物類は一切使用していません。肉食動物である猫だからこそ、肉や魚をたっぷり使用し、猫に必要な栄養素を賄っているそうです。
また、猫は体内でタウリンを生成できないため、食事から摂取するしかありません。
タウリンが不足すると心臓や眼に悪影響を及ぼしますが、これだけ動物性タンパク質が豊富であるカナガンなら心配いらないでしょう。
カナガンキャットフードのウェットタイプは、とてもシンプルな原材料。
チキンやサーモンの味が全体に染み渡るように、タピオカやサンフラワーオイルが使用されていますが、それ以外はほぼ肉類であり、全体の95%を占めるほど。
そして、チキンは皮を取り除いているため、低脂質な仕上がりになっています。
上質な肉類がたっぷりなので、食いつきにも期待できそうです。
ただし、タンパク質は16.5%と多くはありません。
AAFCOの基準は満たしていますが、子猫や元気な猫など、多くのタンパク質やエネルギーを必要とする猫には物足りない可能性があります。
しかし、ウェットタイプの最大の特徴は「水分量」の多さにあります。
猫は積極的に水分を摂らない動物。そのため、加齢とともに腎臓や肝臓に負荷がかかり、病気になりやすいとされています。シニア猫や腎臓・肝臓が弱っている猫など、水分を多く摂ることが望ましい猫には、ウェットタイプがおすすめと言えるでしょう。
カナガンキャットフードのドライタイプは、食物繊維を多く含むサツマイモやリラックス効果のあるハーブ類を配合しています。
腸内環境を整えたり、ストレスを軽減したり、猫の体に優しい原材料がふんだんに入っています。
水分量は少ないですが、高カロリーかつ高タンパク質であるため、子猫や元気な猫にはうってつけと言えるでしょう。
【ウェットタイプがおすすめの猫】シニア猫や、腎臓・肝臓が弱く水分摂取が推奨される猫
【ドライタイプがおすすめの猫】 子猫、元気な成猫など、高カロリー・高タンパク質が求められる猫 |
【カナガン公式のおすすめの与え方】カナガンの公式サイトでは、以下の与え方がおすすめされています。
”ドライフードをメインの食事にしつつ、ドライだけでは食べない場合にトッピングとしてウェットフードを足してあげるのがおすすめです。 シニア猫になると特に水分をしっかり摂取することが大切になってくるので、ウェットフード中心の食事スタイルに変えてあげると良いでしょう。” |
愛用者のガチレビュー!口コミを比較!
次に、実際にカナガンキャットフードのウェットタイプとドライタイプの口コミを見てみましょう。
なお、今回の調査は、amazonや楽天のレビュー、TwitterやInstagramの投稿を参考に行っています。
ウェットタイプ | ドライタイプ | |
良い口コミ |
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悪い口コミ |
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カナガンキャットフードウェットタイプの良い口コミまとめ
【良く食べる】 |
カナガンキャットフードのウェットタイプで最も多かった口コミは「食いつきが良い」というものでした。
肉類がそのまま使われているだけでなく、内容量の90%以上が肉類であるという密度の濃さが、食いつきに繋がっているのかもしれませんね。
チキンをたっぷり58%も使っているため、チキン風味が好きな猫は食いつきが違うようです。
【健康的】 |
次に多かった口コミが「原材料が安心できる・健康にいい」というものでした。
安価なウェットフードは、人工の酸化防止剤を使っていたり、とろみをつけるために穀物類を使ったりすることが多いです。しかし、酸化防止剤や穀物類は、アレルギーを誘発したり、発ガン作用があったりと、猫の体にとって非常に危険。
カナガンキャットフードのウェットタイプは、危険な原材料を一切使用していないため、その点を評価している愛猫家は多いようです。
カナガンキャットフードウェットタイプの悪い口コミまとめ
【食べない】 |
カナガンキャットフードのウェットタイプには、良く食べるという口コミもある反面「食べない」という口コミも見受けられました。
食べる食べないは、猫の好みによるものなので、すべての猫が絶対に食べるという保証はできません。とは言え、公式サイトでも「良く食べる」「ガツガツ食べる」と謳っているため、食べてくれないとショックですよね。
【下痢になる】 |
猫によっては、カナガンキャットフードのウェットタイプを食べて「下痢になった」という報告もあります。
カナガンは無添加であるため、便を固めるための添加物が入っていません。また、穀物類も入っていないため、便の粘性を高める効果が得られない可能性もあります。前のフードが穀物類を使用しているものである場合、切り替え時に下痢になることはよくあることのようです。
また、安全な原材料や成分ではありますが、カナガンキャットフードは療養食ではありません。あくまで健康な猫向けのフードであるため、注意しましょう。
【値段が高い】 |
カナガンキャットフードのウェットタイプは、1缶495円と超高級。
食いつきや栄養価が良いのは分かるけど、高すぎて与えられないと思っている方は多いようです。
カナガンキャットフードドライタイプの良い口コミまとめ
【良く食べる】 |
カナガンキャットフードのドライタイプも、ウェットタイプ同様「良く食べる・食いつきがいい」という口コミが最も多かったです。
ドライタイプは、チキンオイルやチキングレイビー、サーモンオイルといった旨みを凝縮している原材料も配合されています。人間よりも味蕾が少ない猫ですが、凝縮されたチキンの匂いに誘発され、食いつきも良くなるのでしょう。
【体調・毛艶がよくなる】 |
毛艶が良くなるという口コミも多かったです。
猫の健康や、美しい毛艶を保つためにはタンパク質が不可欠です。カナガンキャットフードのドライタイプは、タンパク質を多く含むため毛艶といった外見にも効果が見えるのかもしれません。
内臓などの内観だけでなく、見た目にも変化が現れるのは、飼い主としても嬉しいですね。
【便の状態が良くなる】 |
便の状態が良くなるという口コミもありました。
カナガンキャットフードのドライタイプは、食物繊維を多く含むサツマイモや、腸の運動を活発にするオリゴ糖が含まれています。人工的ではなく天然素材由来のもので、便のサポートができるのも魅力のひとつと言えるでしょう。
カナガンキャットフードドライタイプの悪い口コミまとめ
【食べない】 |
こちらも、カナガンキャットフードのウェットタイプ同様、「食べない」という口コミも見受けられました。
特に、ドライタイプはウェットタイプよりも匂いが強いため、「匂いが好きではないから近寄らない」という猫もいるようです。好みの問題もありますが、絶対にどんな猫でも食べてくれるというわけではなさそうです。
【臭いがキツい】 |
「フードの匂いがキツい」「便がくさい」という口コミも多かったです。
カナガンキャットフードのドライタイプは、チキンオイルやサーモンオイルなど匂いがキツい原材料が含まれています。強い匂いがあるからこそ、猫の食欲を誘発できるのですが、飼い主の頭を悩ませる要因であるのも確か。
また、タンパク質を分解・消化する際には、強い匂いが発生します。高タンパク質のキャットフードであるが故に、便も臭くなりやすいようです。
匂いに関する悩みが多いのは、ドライタイプのデメリットかもしれません。
【下痢になった】 |
なかには「下痢になった」という口コミも見受けられました。
カナガンキャットフードには、便を固める作用を持つ「ビートパルプ」が入っていません。ビートパルプとは、サトウダイコンから砂糖を抽出した際に出る副産物のこと。
ビートパルプは便を固める作用を持つため、多くのキャットフードに配合されていますが、実は猫の体に悪影響を及ぼす危険性も。カナガンは猫の体に危険を及ぼすものは一切使用していないため、ビートパルプが入っていません。便を固めるための添加物を使用していないため、下痢になりやすいという問題もあるようです。
また、猫は、腸内環境を変えるまでに2週間〜3週間の期間が必要な動物です。今までビートパルプ入りのフードを食べていた猫は、カナガンに変更してから2週間〜3週間は軟便やべりになる可能性が高く、注意が必要かもしれません。
また、ウェットタイプよりもドライタイプの方が脂質が多いため、下痢になりやすい傾向も。2週間〜3週間経っても便の性状が改善しない場合、カナガンが体質に合っていない可能性もあります。その場合、獣医に相談することをおすすめします。
カナガンキャットフードについて、もっと詳しい口コミを見たいという方は以下の記事を参照ください。
カナガンキのウェットタイプとドライタイプどっちが愛猫にオススメなのか【まとめ】
グレインフリー、無添加、ヒューマングレードなど、猫の健康を第一に作られたキャットフード「カナガン」。ウェットタイプとドライタイプの大きな違いは以下の通りです。
ウェットタイプ
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ドライタイプ
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価格 | 5,940円(75g×12缶) | 4,708円(1.5kg) |
主原材料 | チキン、チキン煮汁、サーモン | チキン、チキングレイビー、チキンオイル、サーモンオイル |
最も多い成分 | 水分(78%) | タンパク質(34%) |
おすすめの猫 | シニア猫
肝臓・腎臓が弱く水分が必要な猫 |
子猫
健康体の成猫 |
カナガンのウェットタイプとドライタイプは、愛猫の状態に合わせて使い分けできると良いでしょう。
なお、カナガン公式のおすすめの食べさせ方は「ドライフードにウェットフードをトッピングとして足してあげる」方法。こうすることで、必要なタンパク質などの栄養素をしっかり摂れるうえ、猫に不足しがちな水分も一緒に摂ることができます。
カナガンキャットフードについての詳細は、以下の公式サイトでご確認ください。