「グランツキャットフード」と「ニュートロ(猫用)」をコスパ・成分で比較!

キャットフードの”つなぎ”として使用されることの多い「穀物類」。

腹持ちを良くする効果を持ちますが、実は肉食動物である猫にとってはあまり良い食べ物ではありません。穀物アレルギーを持つ猫は多く、また、穀物類を多く食べることで下痢や軟便になる猫も少なくありません。

 

近年の研究では「グレインフリー」つまり穀物類不使用のキャットフードが望ましいと報告されています。

 

この記事では、グレインフリーのキャットフードである「グランツキャットフード」と「ニュートロ(ナチュラルチョイス穀物フリー)」を徹底比較します。愛猫に合ったフード選びの参考になりますので、ぜひ最後までお読みください。

「グランツキャットフード」と「​​ニュートロ(猫用)」を6つの項目で比較しました!

グレインフリーのキャットフードである「グランツキャットフード」と「ニュートロナチュラルチョイス穀物フリー」。どちらも、猫に好ましくないとされている穀物類を一切使用していないキャットフードです。

グランツとニュートロ(ナチュラルチョイス穀物フリー)の違いと使い分け方を調査するために、以下の6つのポイントを徹底的に比較しました。

  1. コスパ
  2. 販売会社と購入可能な場所
  3. 主原材料と危険性
  4. 成分
  5. 対象
  6. 食いつきなどの口コミ

 

なお、グランツキャットフードもニュートロも複数のラインナップがありますが、今回はグランツ【チキン&サーモン】【サーモン】、ニュートロ【ナチュラルチョイス穀物フリーアダルトサーモン】【ナチュラルチョイス穀物フリーアダルトチキン】を比較していますので、ご了承ください。

 

グランツキャットフードとニュートロを比較した結果は、以下の表の通りです。

グランツ

チキン&サーモン

グランツ

サーモン

ニュートロ

(ナチュラルチョイス/穀物フリー/アダルトサーモン)

ニュートロ

(ナチュラルチョイス/穀物フリー/アダルトチキン)

①コスパ

1.5kg 4,950円

(165円/日)

2.0kg 4,793円

(108円/日)

2.0㎏ 4,793円

(108円/日)

②販売会社と購入可能な場所

GRANDS株式会社

公式サイトでのみ購入可

ニュートロジャパン合同会社

公式サイト、ペットショップ、ホームセンター、百貨店、ドラッグストアなどで購入可

③主原材料と危険性

脱水チキン30%、フレッシュチキン15%、脱水サーモン14%、チキンファット10%、チキンプロテイン2%、サーモンオイル0.8%

※危険な原材料なし

フレッシュサーモン25%。脱水サーモン21.77%、チキンファット5.22%、チキンプロテイン2%、サーモンオイル1.94%

※危険な原材料なし

サーモン(すり身)、チキンミール、鶏脂、アルファルファミール

※◯◯ミールや副産物などの使用あり

チキン(肉)、チキンミール、鶏脂、フィッシュミール、アルファルファミール

※◯◯ミールや副産物などの使用あり

④成分

タンパク質36%、脂質17%

361kcal/100g

タンパク質32%、脂質16%

361kcal/100g

タンパク質33%、脂質16%

380kcal/100g

タンパク質33%、脂質:16%

380kcal/100g

⑤対象

全猫種・全年齢

成猫1歳〜

1歳以上の成猫

1歳以上の成猫

⑥口コミ

  • 食いつきがいい
  • 原材料が安心
  • 便通が良くなった

  • 毛艶が良くなった
  • 原材料が安心

  • よく食べる
  • うんちが臭くなくなった

  • 食いつきがいい
  • 毛艶が良くなった
  • 便臭が軽減された
×

  • 食べない
  • 粒が大きくて食べにくそう
×

  • 食べない
  • そのまま吐くことがある
×

  • 食べない
  • 便がでなくなった
×

  • 食いつきが悪い
  • 原材料が気になる
  • 粒が大きい

 

それぞれの項目について、ひとつずつ詳しく見てみましょう。

 

「グランツ」と「ニュートロ」比較①:コスパはどっちがいい?

グランツとニュートロのコスパを比較した結果は、以下の通りです。

グランツ

ニュートロ

(ナチュラルチョイス穀物フリー)

お試し 550円(300g/100g×3種) 500円(20g×5袋)

※シュプレモ、ナチュラルチョイス室内猫用、ワイルドレシピのみ

価格(税込)と内容量 【1.5kg:500g×3袋】4,950円 【2.0kg】4,793円
定期コース あり

ごちそう定期便で10%〜20%OFF(4,455円〜3,960円)

なし
1日あたりの値段

※3kgの成猫の給餌量で計算

165円(通常購入時)

132円(定期購入時)

※1日50gで計算

108円

※1日45gで計算

 

コスパが良いのは「ニュートロ」です。

 

グランツは4,950円、ニュートロは4,793円と1袋あたりの値段に大きな差はありません。

しかし、グランツは1.5kg、ニュートロは2.0kgと内容量に違いがあります。

そのため、3kgの成猫を例に1日あたりの値段を計算した場合、約60円近い差があることになります。ニュートロの方がお得ですね。

 

ただし、グランツもニュートロも「グレインフリー」で穀物類を一切使用していないフードであるが故に、一般的なフードよりも少々お高めとなっています。

 

「せっかく高いフードを買っても食べなかったらどうしよう…」と言う方には、お得にフードを購入できるお試しコースがおすすめ。

 

グランツは550円で3フレーバーを各100gずつ試すことができます。

グレインフリーのキャットフードは高価ですが、猫の好みやアレルギーの有無を破格で確認できるのはありがたいですね。

 

また、グランツには、継続購入するたびに割引率が高くなる「ごちそう定期便」もあります。通常では約5,000円するグランツですが、このごちそう定期便をうまく使えば10%〜20%OFFの4,455円〜3,960で購入できるようになります。

(引用元:グランツキャットフード

 

対するニュートロは、500円で100gのお試しコースを展開しています。

お試しで購入できるのは「シュプレモ(子猫用チキン&サーモン/成猫用チキン&サーモン/成猫用サーモン&チキン/成猫用白身魚&チキン)」「ナチュラルチョイス室内猫用(キトンチキン/アダルトチキン)」「ワイルドレシピ(キトンチキン/アダルトチキン)」のみであり、ナチュラルチョイス穀物フリーはお試し購入できません。

 

さまざまなラインナップを試せるのは魅力的ですが、グレインフリーのフードは試せないので注意が必要です。また、お得に購入できる定期コースもないため、定価で購入するしかないのも残念な点となるでしょう。

 

とは言え、グランツを定期便で購入するよりもニュートロの方が安いため、コスパは圧倒的にニュートロが良いです。

「グランツ」と「ニュートロ」比較②:販売会社はどっちが安心?

グランツとニュートロの販売会社について比較した結果は、以下の通りです。

グランツ

ニュートロ

(ナチュラルチョイス穀物フリー)

販売会社 GRANDS株式会社 ニュートロジャパン合同会社
購入可能な場所 公式サイトのみ 公式サイト、ペットショップ、ホームセンター、百貨店、ドラッグストアなど
原産国 フランス アメリカ
生産工場 フランスの港町にある工場 独自の基準をクリアした工場

 

販売会社の安全性が高いのは「ニュートロ」です。

 

グランツの販売会社は「GRANDS株式会社」であり、公式サイトでしか購入できません。

実物を見て購入できない不便さを感じるかもしれませんが、販売経路を1つに絞れるため在庫管理を徹底できるというメリットもあります。ペットショップなど各店舗の管理体制に左右されずに一貫した在庫管理をしているので、安心できますね。

 

そんなグランツは、ペット愛国フランスの港町にある工場で製造されています。

公式サイトには「工場出荷の前には外部機関による衛生検査を実施」との記載があり、検査をクリアしたものだけを出荷しているようです。

 

しかし、製造工場や衛生検査の基準などの詳細は開示されていません。

品質管理の詳細がわからないため、安全性が高いとは言い切れないのが現状です。

 

対するニュートロの販売会社は「ニュートロジャパン合同会社」であり、ペットショップやホームセンターなどでも購入できます。

実物をみて気軽に購入できるのはメリットですが、管理体制がずさんな店舗では品質を保証できないのも確か。各店舗へ郵送した後は、管理が店舗任せになるため注意が必要かもしれません。心配な方は、公式通販サイトで購入するのがいいですね。

 

そんなニュートロは、独自の基準をクリアしたアメリカの工場で製造されています。

原材料が工場に届いてから発送するまでに600項目の検査を行なったり、製造後の検査で基準を満たさなかった商品は出荷しなかったり、混載せずに輸送したりと、一貫した管理体制が敷かれています。

 

グランツもニュートロも、工場認定等を受けていない点はやや気になるポイント。

しかし、より詳細な管理体制を開示している点を加味すると、ニュートロの方が安心安全と考えられるでしょう。

「グランツ」と「ニュートロ」比較③:原材料がいいのは?

グランツとニュートロでは、原材料にも大きな違いがあります。

商品ごとに原材料の内容も異なるため、どれが愛猫に向いているのか判断する重要なポイントになります。ひとつずつ詳しくみてみましょう。

グランツ

チキン&サーモン

グランツ

サーモン

ニュートロ

(ナチュラルチョイス/穀物フリー/アダルトサーモン)

ニュートロ

(ナチュラルチョイス/穀物フリー/アダルトチキン)

主な原材料 脱水チキン30%、フレッシュチキン15%、脱水サーモン14%、チキンファット10%、チキンプロテイン2%、サーモンオイル0.8% フレッシュサーモン25%。脱水サーモン21.77%、チキンファット5.22%、チキンプロテイン2%、サーモンオイル1.94% サーモン(すり身)、チキンミール、鶏脂、アルファルファミール チキン(肉)、チキンミール、鶏脂、フィッシュミール、アルファルファミール
その他の原材料 さつまいも、じゃがいも、エンドウ豆、チコリ、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、ユッカエキス、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A、D3、E)、アミノ酸類(タウリン、L-カルニチン)、ミネラル類(銅、ヨウ素、鉄、マンガン、セレン、亜鉛) エンドウ豆、さつまいも、ベジタブルファイバー、ポテトスターチ、ポテトプロテイン、チコリ、ビール酵母、マンナンオリゴ糖、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、ユッカエキス、スピルリナ、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A,D3,E)、アミノ酸類(タウリン,L-カルニチン)、ミネラル類(銅,ヨウ素,鉄,マンガン,セレン,亜鉛) エンドウタンパク、乾燥ポテト、ポテトスターチ、エンドウマメ、ポテトタンパク、ビートパルプ、タンパク加水分解物、大豆油、ユッカ抽出物、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物) エンドウタンパク、ポテトスターチ、乾燥ポテト、エンドウマメ、ビートパルプ、ポテトタンパク、タンパク加水分解物、大豆油、ユッカ抽出物、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
穀物類 なし なし なし なし
好ましくない原材料 なし なし チキンミール、アルファルファミール、ビートパルプ、タンパク加水分解物 アルファルファミール、ビートパルプ、タンパク加水分解物
人工添加物 なし なし なし なし

 

原材料が優れているのは「グランツ」です。

 

グランツは、”猫本来の食生活”、”猫に不要なものは一切使わない”ということを徹底しています。そのため、人工添加物や穀物類、粗悪な原材料(◯◯ミールなど)など、猫の体に好ましくないとされているものは一切使用していません。

 

また、グランツの公式サイトでは「原材料の大半は人間の食品用と変わらない鮮度と部位を使用し、腐敗した肉などの使用は一切しておりません」と公言している点にも好感が持てます。人間が食べても問題のない”ヒューマングレード”ではありませんが、上質な原材料を使用していることは確かであり、安心できますね。

 

チキンやサーモンといった動物性原材料をふんだんに使用しているのも、グランツの特徴のひとつ。猫は元々肉食動物であり、お肉やお魚といった動物性原材料が大好物。猫の嗜好性にもぴったりであり、なおかつ体に負担をかけることなく栄養をとることができるでしょう。

 

また、マンナンオリゴ糖やチコリといった「プレバイオティクス」を配合している点も特徴的。プレバイオティクスは、善玉菌の増殖をサポートする作用を持つため、腸内環境の改善に役立ちます。下痢や軟便などの排便トラブルの改善にも期待できるでしょう。

 

さらに、クランベリーやブルーベリーなどのベリー類も配合しているため、尿路結石の予防効果にも期待できるかもしれません。

 

グランツは、「下痢」や「尿路結石」といった猫が抱えやすい問題にコミットした原材料が配合されているため、良いキャットフードと言えるでしょう。

 

対するニュートロも、動物性原材料を多く配合していたり、穀物類を使用していなかったりと、猫向けのフードと言えます。

 

しかし、ニュートロには、猫の体に悪影響を与える可能性がある「◯◯ミール、ビートパルプ、タンパク加水分解物」といった原材料も含まれています。

 

動物の乾燥肉である「◯◯ミール」は、実は使用する動物の状態は定義されていません。そのため、病気で亡くなった動物の肉や腐敗した肉を使用していても、問題にはならないのです。

ニュートロがどういった状態の肉を使用しているかは明記されていませんが、少し注意が必要かもしれません。

 

また、ビートパルプも気になる原材料です。

ビートパルプは、サトウダイコンから砂糖を抽出した際に生じる副産物。便形成のサポート効果があるため下痢や軟便の予防に役立ちますが、完全天然物ではないためリスクがあるとの報告も。リスクがゼロではないため注意が必要です。

 

しかし、ニュートロだけに配合されている「ユッカ」は、飼い主にとって嬉しい効果を持ちます。

ユッカには便臭を抑える効果があるため、室内飼いで便臭が気になるという猫には特におすすめでしょう。

 

グランツもニュートロも、グレインフリーかつ動物性原材料を多く含むキャットフード。穀物類による胃腸への負担がなく、必要な栄養をしっかり摂れる猫向けのフードであることも確かです。しかし、猫に好ましくない原材料が使用されていないという点では、グランツの方が安全と言えるでしょう。

「グランツ」と「ニュートロ」比較④:栄養価が優れているのは?

グランツとニュートロは、成分や栄養価にも大きな違いがあります。

栄養価の違いにより猫の体に与える効果も異なるため、詳しく見てみましょう。

グランツ

チキン&サーモン

グランツ

サーモン

ニュートロ

(ナチュラルチョイス/穀物フリー/アダルトサーモン)

ニュートロ

(ナチュラルチョイス/穀物フリー/アダルトチキン)

タンパク質 36% 32% 33%以上 33.0%以上
脂質 17% 16% 16%以上 16.0%以上
繊維 4.5% 4.5% 4%以下 4.0%以下
灰分 8.5% 9% 10.5%以下 8.5%以下
水分 10% 10% 10%以下 10.0%以下
ビタミンE 250IU/kg以上 250IU/kg以上
オメガ6脂肪酸 0.7% 2.3% 3%以上 3.0%以上
オメガ3脂肪酸 0.5% 1.0%
オメガ6:オメガ3 1.4:1 2.3:1
リン 1.1% 1.0%
マグネシウム 0.09% 0.08%
ナトリウム 0.6% 0.9%
カルシウム 1.6% 1.3% 0.9%以上 0.9%以上
カリウム
タウリン 0.18%以上 0.18%以上
カロリー

(100gあたり)

361kcal 361kcal 380kcal 380kcal

 

栄養価が優れているのは「グランツ」です。

 

グランツ(チキン&サーモン)は、タンパク質が36%と高タンパク質なフード。

タンパク質は、良質な筋肉やハリや艶のある毛を作る際に必要な栄養素であり、猫の健康や成長に欠かせません。腎臓や肝臓が弱っているシニア猫には負担になりますが、急成長期である子猫や活発な猫は、積極的に摂っていきたい栄養素となっています。

 

グランツ(サーモン)は、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が高配合なフード

オメガ3脂肪酸は抗炎症作用や血液をサラサラにする作用を、オメガ6脂肪酸は皮膚や毛艶・毛並みを美しく保つ効果を持ちます。つまり、オメガ3脂肪酸もオメガ6脂肪酸も、猫の美貌を保つためには欠かせない成分なのです。

猫の見た目を美しく保ちたいという場合には、特にグランツのサーモンがおすすめでしょう。

 

対するニュートロは、開示されている情報が少ない印象を受けます。

タンパク質を多く含むため活発な猫向けではありますが、グランツのチキン&サーモンには及びません。

 

また、オメガ6脂肪酸を多く含むため、皮膚や毛艶・毛並みの改善に期待できるでしょう。しかし、オメガ3脂肪酸の含有量が不明であるため、皮膚炎などの炎症を伴う場合には、効果に期待できない可能性も。開示されている情報のみでは判断できないため、注意が必要かもしれません。

 

しかし、ニュートロにはビタミンEが豊富に含まれているという特徴があります。

ビタミンEは抗酸化成分を持つほか、動脈硬化や血栓・高血圧の予防にも役立ちます。循環器疾患を抱えやすい猫ですが、食事から予防できるのはありがたいですね。

 

加齢に伴う高血圧や循環器疾患が気になるという猫に、ニュートロは向いているかもしれませんね。

 

総合的にみると「グランツ」の栄養価の方が優れていますが、猫が求める効果で使い分けるようにしましょう。

「グランツ」と「ニュートロ」比較⑤:対象の猫の種類・年齢は?

グランツとニュートロの対象については、以下の通り。

グランツ

チキン&サーモン

グランツ

サーモン

ニュートロ

対象 全猫種・全年齢

(推奨:生後2ヶ月〜)

成猫1歳〜 全猫種・成猫1歳〜

 

グランツのチキン&サーモンは全年齢、グランツのサーモンとニュートロは1歳以上の成猫が対象となります。

 

子猫用、成猫用、シニア猫用など年齢ごとにフードを切り替えるのが一般的。

各年齢に合わせたフードを選ぶのも良いですが、フードの切り替えはなかなか大変な作業でもあります。猫の好みの問題で食べなかったり、下痢や軟便が続いたりすることも少なくありません。

 

猫にとっても飼い主にとってもストレスになる作業なので、全年齢で食べさせられるグランツのチキン&サーモンは使い勝手が良いと言えるでしょう。

 

また、多頭飼いや置き餌をしている場合にも、すべての猫に同じフードを与えられるので安心できますね。

「グランツ」と「ニュートロ」比較⑥:食いつきがいいのは?

グランツとニュートロの食いつきや口コミについて見てみましょう。

グランツ

チキン&サーモン

グランツ

サーモン

ニュートロ

(ナチュラルチョイス/穀物フリー/アダルトサーモン)

ニュートロ

(ナチュラルチョイス/穀物フリー/アダルトチキン)

粒の大きさ 8mm〜10mmの三角形 10mm〜12mmのコイン型 10mm〜12mmの長方形 10mm〜12mmの長方形
良い口コミ
  • 食いつきがいい
  • 原材料が安心
  • 便通が良くなった
  • 毛艶が良くなった
  • 原材料が安心
  • よく食べる
  • うんちが臭くなくなった
  • 食いつきがいい
  • 毛艶が良くなった
  • 便臭が軽減された
悪い口コミ
  • 食べない
  • 粒が大きくて食べにくそう
  • 食べない
  • そのまま吐くことがある
  • 食べない
  • 便がでなくなった
  • 食いつきが悪い
  • 原材料が気になる
  • 粒が大きい

 

食いつきに関しては、猫の好みや咀嚼力に左右されるため、一概にどちらが良いと言い切ることはできません。

実際に、グランツ・ニュートロともに「良く食べる」という口コミと「食べない」という口コミ、両方の口コミが見受けられました。

 

粒の大きさに関しては、グランツのチキン&サーモン以外は10mm〜12mmと同じ大きさという結果でした。子猫など咀嚼力が弱い場合には、より小粒なグランツのチキン&サーモンが良いかもしれませんね。

 

また、良い口コミとしてグランツには「原材料が安心」「便通が良くなった」、ニュートロには「便臭が軽減された」というものもあります。

どちらも原材料の違いにより得られる効果が出ているように感じます。

 

猫の好みや求めている効果によって使い分けるのが良いですね。

「GRANDSキャットフード」がおすすめの猫はこんな猫!

グランツキャットフードは、以下のような猫におすすめです。

 

猫の状態 おすすめの理由
全フレーバー共通 穀物アレルギーのある猫 グレインフリー。
尿路結石が気になる猫 尿路ケア効果のあるクランベリーやブルーベリーを配合している。
便のコントロールが悪い

プレバイオティクスを配合している。
チキン&サーモン 急成長期の子猫 タンパク質が36%以上であり、急成長に必要なタンパク質をカバーできる。
運動量の多い猫 タンパク質が36%以上であり、良質な筋肉を作り出せる。
サーモン 毛艶や皮膚の状態が気になる猫 オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が高配合。

 

グランツキャットフードの特徴は、下痢や軟便、尿路結石など猫が抱えやすい問題にコミットしている点。

プレバイオティクスやベリー類など、自然由来の原材料しか使用していないにも関わらず、猫特有の問題を解決し得ます。

 

なかでも、チキン&サーモンは、子猫や運動量の多い猫におすすめです。

と言うのも、チキン&サーモンはタンパク質が36%と高タンパク質だから。高タンパク質はシニア猫には負担になりかねませんが、猫の健康や成長には欠かせません。

健康的な成長を促したいという猫にぴったりです。

 

毛並みの悪さや皮膚炎などで悩んでいる猫の場合、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸を多く配合しているチキンやサーモンのフレーバーがおすすめです。

 

グランツキャットフードの詳細が気になる方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

 

 

「Nutroキャットフード」がおすすめの猫はこんな猫!

ニュートロ(ナチュラルチョイス穀物フリー)をおすすめする猫もご紹介します。

猫の状態 おすすめの理由
便臭が気になる猫 ニッカを配合している。
高血圧が気になる猫 ビタミンEが豊富。
市販で買いたい飼い主 公式サイトだけでなく、ペットショップでも購入できる。

 

ニュートロの特徴は、ラインナップが豊富にある点。

ニュートロのナチュラルチョイス穀物フリーは、グランツよりもやや劣る印象があります。しかし、ニュートロの強みは、なんといってもそのラインナップの豊富さ。

 

ナチュラルチョイス穀物フリーの他にも、以下のラインナップがあります。

  • シュプレモ
  • ナチュラルチョイス 毛玉トータルケア
  • ナチュラルチョイス 減量用
  • ナチュラルチョイス 避妊・去勢猫用
  • ナチュラルチョイス 室内猫用
  • ワイルドレシピ

 

ラインナップが多いだけでなく、子猫や成猫、シニア猫などの年齢に合った商品展開をしています。さらに、各種フレーバーも複数あるため、愛猫にぴったりなフードが見つかるかもしれませんね。

 

ニュートロは公式サイトだけでなく、ペットショップなどでも実物を見て買うことができます。

人工添加物など猫に好ましくないものが入っている点は気になりますが、さほど気にしないという飼い主にはおすすめでしょう。

 

ニュートロが気になる方は以下の公式サイトから詳細をご覧ください。

 

 

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