コスパ比較!「グランツキャットフード」と「サイエンスダイエット」オススメは?

無添加グレインフリーのキャットフードとして注目を集めている「グランツキャットフード」と、無添加かつライフステージに合わせた複数のラインナップがある「サイエンスダイエット」。どちらも無添加のキャットフードではありますが、原材料や成分、コスパに大きな違いがあります。

 

この記事では、グランツキャットフードとサイエンスダイエットについて、徹底比較した結果をご紹介します。グランツキャットフードとサイエンスダイエットの違いが明確になり、より愛猫に適したフードを選べるようになるので、ぜひ最後までお読みください。

「グランツキャットフード」と「​​サイエンスダイエット」を6つの項目で比較しました!

「グランツキャットフード」と「サイエンスダイエット」は、コスパや原材料などに大きな違いがあります。飼い主さまが重要視するポイントや愛猫の状態により、最適なフードが異なるため、詳しくみていきましょう。

 

ここでは、グランツとサイエンスダイエットに関して、キャットフード選びで重要となる下記6つのポイントを徹底比較しています。

  1. コスパ
  2. 販売会社
  3. 原材料
  4. 栄養価
  5. 対象
  6. 食いつき

 

なお、グランツもサイエンスダイエットも複数のラインナップがあります。この記事では、グランツの【チキン】【サーモン】および、サイエンスダイエットの【アダルトチキン】【アダルトまぐろ】をピックアップしていますので、ご了承ください。

 

グランツ

チキン

グランツ

サーモン

サイエンスダイエット

アダルトチキン

サイエンスダイエット アダルトまぐろ

①コスパ

1.5kg 4,950円

(165円/日)

1.8kg 1,849円

(46円/日)

1.8kg 1,849円

(51円/日)

②販売会社と購入可能な場所

GRANDS株式会社

公式サイトでのみ購入可

日本ヒルズ・コルゲート株式会社

ドラッグストアやペットショップなどで購入可

③主原材料と危険性

脱水チキン27%、フレッシュチキン25%、チキンファット7%、チキンププロテイン6%、サーモンオイル0.8%

※危険な原材料なし

フレッシュサーモン25%。脱水サーモン21.77%、チキンファット5.22%、チキンプロテイン2%、サーモンオイル1.94%

※危険な原材料なし

トリ肉(チキン、ターキー)、小麦、トウモロコシ

※危険な原材料あり

トリ肉(チキン、ターキー)、トウモロコシ

※危険な原材料あり

④成分

タンパク質32%、脂質15%

358kcal/100g

タンパク質32%、脂質16%

361kcal/100g

タンパク質33.7%、脂質21.4%

416kcal/100g

タンパク質33.3%、脂質20.7%

406kcal/100g

⑤対象

成猫1歳〜

成猫1歳〜6歳

⑥口コミ

  • 食いつきが良い
  • 原材料が安心
  • 毛艶が良くなった

  • 食いつきが良い
  • 吐き戻しが減った
  • 価格が安い
×

  • 食べない
  • そのまま吐くことがある
×

  • 食べが悪い
  • 油っぽい
  • 太った

 

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

「グランツ」と「サイエンスダイエット」比較①:コスパはどっちがいい?

グランツとサイエンスダイエットのコスパを比較した結果は、以下の通りです。

グランツ

サイエンスダイエット

アダルトチキン

サイエンスダイエット アダルトまぐろ

お試し 550円(300g/100g×3種) なし
価格(税込)と内容量 【1.5kg:500g×3袋】4,950円 【1.8kg】1,849円

※Amazon参照

【1.8kg】1,849円

※Amazon参照

定期コース あり

ごちそう定期便で10%〜20%OFF(4,455円〜3,960円)

なし
返金保証 なし あり
1日あたりの値段

※3kgの成猫の給餌量で計算

165円(通常購入時)

132円(定期購入時)

※1日50gで計算

46円

※1日45gで計算

51円

※1日50gで計算

 

コスパが良いのは「サイエンスダイエット」です。

 

グランツが1.5kgで4,950円であるのに対し、サイエンスダイエットは1.8kgで1,849円と、価格に大きな違いがあります。

3kgの成猫の1日あたりの値段を比較しても、その差は歴然。

 

なぜこんなに価格に大きな差があるのか…その答えは原材料にあります。

「グランツ」と「サイエンスダイエット」比較③:原材料がいいのは?で詳しく解説しますが、サイエンスダイエットが穀物類を使用しているのに対し、グランツは穀物類を一切使用していません。

 

穀物類であれば安価で製造できますが、グランツの主原材料である上質な肉や魚は、どうしても値が張ってしまうのです。穀物類の有無により、価格帯にも大きな差が出ているというワケです。

 

上質な原材料を使用しているとは言え、「高いフードを買って食べなかったらどうしよう…」と悩んでしまう方も少なくはないはず。そんな場合には、お得に購入できるお試しコースや定期コースの利用がおすすめです。

 

グランツには、550円で3フレーバーを各100gずつ試せるお試しコースがあります。

3つのフレーバーを試せるため、猫の好みやアレルギーの有無を確認するのにぴったりですね。

 

また、グランツには、継続購入を続けていくごとに割引率が高くなる「ごちそう定期便」もあります。通常では約5,000円するグランツですが、このごちそう定期便を活用することで、10%〜20%OFFの4,455円〜3,960円で購入できるようになります。

(引用元:グランツキャットフード

 

とは言え、グランツを定期便で購入するよりも、サイエンスダイエットの方が圧倒的に安いのも確か。コスパは、サイエンスダイエットが断然良いと言えるでしょう。

「グランツ」と「サイエンスダイエット」比較②:販売会社はどっちが安心?

グランツとサイエンスダイエットの販売会社について比較した結果は、以下の通りです。

グランツキャットフード

サイエンスダイエット

販売会社 GRANDS株式会社 日本ヒルズ・コルゲート株式会社
購入可能な場所 公式サイトのみ ペットショップ、ホームセンター、百貨店、ドラッグストアなど
原産国 フランス チェコ
生産工場 フランスの港町にある工場 ヨーロッパの工場

 

販売会社の安全性に関しては、グランツもサイエンスダイエットも安全性が高いとは言い切れません。

 

グランツを販売している会社は「GRANDS株式会社」。

GRANDS株式会社は、2018年に株式会社シー・コネクトから独立しており、キャットフードの開発や販売を行っています。事業歴はさほど長くはありませんが、猫と飼い主ファーストの企業ということは確か。

 

飼い主の生の声をもとに商品開発をしていたり、一貫した品質管理を行うために公式サイトの販売のみに限定したりと、開発・販売方法にもこだわりが。

実物を見て購入できない不便さはありますが、販売経路が1つに絞れるため徹底した在庫管理が可能となるのです。ペットショップなど各店舗の管理体制に左右されずに、製造後の最高の状態で飼い主のもとへ届けられる仕組みとなっているようです。

 

そんなグランツは、ペット愛国フランスの港町にある工場で製造されています。

公式サイトには「工場出荷の前には外部機関による衛生検査を実施」との記載がありますが、製造工場や衛生検査の基準などの詳細は開示されていません。

品質管理の詳細がわからないため、安全性が高いとは言い切れないのが現状です。

 

一方で、サイエンスダイエットを販売するのは「日本ヒルズ・コルゲート株式会社」。

日本ヒルズ・コルゲート株式会社は、1977年の創業以来、日々ペットフードの研究と改良を行っている会社です。

 

年齢別だけでなく猫の抱える病気に合わせたフードなど、そのラインナップの多さがサイエンスダイエットの研究実績を表しています。

 

そんなサイエンスダイエットは、ヨーロッパの工場で製造されています。

公式サイトには「米国本社で研究・開発され、厳密な品質管理のもと、ヨーロッパの工場で生産されています。」と記載されていますが、グランツ同様、工場や品質管理に関する詳細は開示されていません。

 

グランツもサイエンスダイエットも、猫や飼い主ファーストでフードを開発・販売している良い会社なのは確かです。

しかし、品質管理や製造工場の基準などの詳細が開示されていないため、客観的に「絶対に安全」とは言い切れないのも事実と言うほかありません。

「グランツ」と「サイエンスダイエット」比較③:原材料がいいのは?

グランツとサイエンスダイエットでは、原材料に大きな違いがあります。

原材料は、愛猫に適したキャットフードを選ぶ際の最重要項目と言っても過言ではありません。愛猫に向いているフードなのかの判断をするためにも、詳しくみていきましょう。

グランツ

チキン

グランツ

サーモン

サイエンスダイエット

アダルトチキン

サイエンスダイエット アダルトまぐろ

主な原材料 脱水チキン27%、フレッシュチキン25%、チキンファット7%、チキンププロテイン6%、サーモンオイル0.8% フレッシュサーモン25%。脱水サーモン21.77%、チキンファット5.22%、チキンプロテイン2%、サーモンオイル1.94% トリ肉(チキン、ターキー)、小麦、トウモロコシ トリ肉(チキン、ターキー)、トウモロコシ
その他の原材料 さつまいも、エンドウ豆、ひよこ豆、チコリ、ビール酵母、マンナンオリゴ糖、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、ユッカエキス、スピルリナ、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A,D3,E)、アミノ酸類(タウリン,L-カルニチン)、ミネラル類(銅,ヨウ素,鉄,マンガン,セレン,亜鉛) エンドウ豆、さつまいも、ベジタブルファイバー、ポテトスターチ、ポテトプロテイン、チコリ、ビール酵母、マンナンオリゴ糖、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、ユッカエキス、スピルリナ、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A,D3,E)、アミノ酸類(タウリン,L-カルニチン)、ミネラル類(銅,ヨウ素,鉄,マンガン,セレン,亜鉛) 動物性油脂、コーングルテン、米、チキンエキス、ビートパルプ、魚油、乳酸、ミネラル類(ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン、リジン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物) 米、動物性油脂、コーングルテン、まぐろ、チキンエキス、ビートパルプ、魚油、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、亜鉛、イオウ、ヨウ素)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン、メチオニン、リジン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
穀物類 なし なし 小麦、トウモロコシ、コーングルテン、米 トウモロコシ、米、コーングルテン
好ましくない原材料 なし なし 穀物類、動物性油脂、ビートパルプ 穀物類、動物性油脂、ビートパルプ
人工添加物 なし なし なし なし

 

原材料が良いのは「グランツ」です。

 

猫の健康を第一に考えてキャットフードを選ぶ際、重要になるのは「グレインフリー(穀物不使用)」「リスクがないこと」「無添加」の3つ。

 

グランツは、無添加グレインフリーかつ猫に好ましくないとされているものは一切使用していません。グランツは猫の健康を第一に開発されたフードであり、グランツの公式サイトでも「原材料の大半は人間の食品用と変わらない鮮度と部位を使用し、腐敗した肉などの使用は一切しておりません」と公言しています。

 

質の高い原材料にこだわり、その中身も猫本来の食生活に近い”動物性原材料”をたっぷり配合するという、徹底っぷり。

 

そして、グランツは猫だけでなく、飼い主ファーストなのも特徴的。

と言うのも、グランツは飼い主の悩みをもとに開発されたキャットフードなのです。

 

飼い主から、尿路結石や排便コントロールに関する心配が多く聞かれていたため、これらの問題を解決できるような天然素材を配合しています。

クランベリーやブルーベリーなどのベリー類は、尿路結石の予防効果を持ちます。

また、マンナンオリゴ糖やチコリといった「プレバイオティクス」は、善玉菌の増殖をサポートし、腸内環境の改善に役立つもの。

グランツは、「下痢」や「尿路結石」といった猫が抱えやすい問題にコミットした原材料が配合されているため、良いキャットフードと言えるでしょう。

 

対するサイエンスダイエットも、肉食動物である猫に合わせ動物性原材料を主原材料としています。

チキンやターキーといった猫の嗜好性に合った肉類を配合している点は、魅力的。

 

しかし、サイエンスダイエットは、トウモロコシやコーングルテンといった穀物類が使用されているため、注意が必要になることも。

穀物類は腹持ちを良くしたり、食物繊維の多さから便形成に役立ったりと、メリットを持つのも確かです。しかし、本来肉食動物である猫は、穀物類の消化を得意としません。

 

穀物類は消化器へ負担をかけたり、アレルギーを発症することも珍しくないのです。

猫にとって穀物類は必須ではなく、好ましくない原材料とされています。

 

また、サトウダイコンの副産物であるビートパルプにも要注意。

ビートパルプは便形成をサポートする作用を持つため、キャットフードに使用されることも多いです。しかし、安全とは言い切れないのも確か。「副産物だから悪い」と断定できるものではありませんが、作業工程次第では危険性を伴うため認識しておけると良いでしょう。

 

このように、猫の体にとって安全でないものを一切使用していない点を考慮すると、グランツの方がより安心安全と言えますね。

「グランツ」と「サイエンスダイエット」比較④:栄養価が優れているのは?

栄養価の違いにより、猫の体に与える効果は大きく変わってきます。グランツとサイエンスダイエットには、成分や栄養価にも大きな違いがあるため詳しく見てみましょう。

グランツ

チキン

グランツ

サーモン

サイエンスダイエット

アダルトチキン

サイエンスダイエット アダルトまぐろ

タンパク質 32% 32% 33.7% 33.2%
脂質 15% 16% 21.4%以上 20.7%以上
炭水化物 37.8% 39.3%
繊維 4.5% 4.5% 1.4% 1%
灰分 10% 9% 5.6%以下 5.8%
水分 10% 10%
ビタミンA 6789IU/kg 6401IU/kg
ビタミンE 675IU/kg 680IU/kg
ビタミンC 121ppm 109mmp
ビタミンD 642IU/kg 670IU/kg
オメガ6脂肪酸 2.0% 2.3% 3.32% 3.22%
オメガ3脂肪酸 0.3% 1.0% 0.39%
オメガ6:オメガ3 6.7:1 2.3:1 8.3:1
リン 1.0% 1.0% 0.78% 0.75%
マグネシウム 0.06% 0.08% 0.088% 0.073%
ナトリウム 0.6% 0.9% 0.32% 0.38%
カルシウム 1.2% 1.3% 0.79% 0.94%
カリウム 0.85% 0.72%
タウリン 0.21% 0.21%
カルニチン 21.3%
ベータカロテン 3.43ppm
カロリー

(100gあたり)

358kcal 361kcal 416kcal 406kcal

 

どのような効果を求めるかにより、適するフードは異なります。そのため、どちらの栄養価が優れていると一概に言うことはできません。

 

猫の健康や成長に不可欠なのが「タンパク質」。

タンパク質は、良質な筋肉を作ったり、しっかり丈夫な毛を作ったりするのに必要な成分です。なかでも、猫の場合は動物性タンパク質が重要とされています。

 

グランツはサーモンやチキン、サイエンスダイエットはトリ肉を主原材料として使用しているため、動物性タンパク質が豊富。グランツもサイエンスダイエットも、猫向きなフードと言えるでしょう。

 

ただし、グランツが350〜360kcalであるのに対し、サイエンスダイエットは405〜415kcalとやや高カロリー。より活動量が高い猫にはサイエンスダイエット、室内飼いの猫にはグランツが良いかもしれませんね。

 

また、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の配合量も重要な指標のひとつ。

オメガ3脂肪酸には抗炎症作用や血液をサラサラにする作用があり、オメガ6脂肪酸には皮膚や毛艶・毛並みを美しく保つ効果があります。どちらも猫の美貌を保つためには、欠かせない成分。

特に、オメガ6脂肪酸:オメガ3脂肪酸が3:1〜10:1の比率が、最も毛艶の改善に良いとされています。猫の美しい美貌を保ちたいという場合には、グランツチキンもしくはサイエンスダイエットまぐろがおすすめです。

 

ただし、サイエンスダイエットは炭水化物を多く含むため、与える際には注意も必要。

と言うのも、炭水化物の摂りすぎは、消化機能の低下(下痢・嘔吐・鼓腸など)や高血糖を引き起こす可能性が高まるため。(引用:猫のための最適な食餌:三鷹獣医科グループ

上記報告によると、40%以上の炭水化物では危険性がより高まるとされています。サイエンスダイエットは炭水化物の含有量が40%に近いため、注意が必要かもしれません。

 

グランツだけの特徴として、繊維質の高さが挙げられます。

これは、「消化吸収に良いものを与えたい」という飼い主の声をもとに、取り入れられたもの。

グランツは繊維質が高いため、毛玉形成を抑えたり吐き戻しを減らしたり、状態の良い排便ができる可能性が高いです。吐き戻しや排便コントロールに悩んでいる猫に、グランツはおすすめです。

 

対するサイエンスダイエットは、ビタミン類が豊富。

ビタミン類は健康的な皮膚や美しい被毛をサポートするほか、免疫力を高める効果もあります。猫の健康維持をしたいという場合、サイエンスダイエットはおすすめです。

 

このように、栄養素の違いにより得られる効果も異なります。

排便コントロールや吐き戻しに悩んでいるならグランツ、毛艶や皮膚の状態に悩んでいるならグランツもしくはサイエンスダイエットまぐろ、免疫力を高めたいならサイエンスダイエットなど、使い分けるのが良いでしょう。

「グランツ」と「サイエンスダイエット」比較⑤:対象の猫の種類・年齢は?

グランツとサイエンスダイエットの対象については、以下の通り。

グランツキャットフード

サイエンスダイエット

対象 全猫種・成猫1歳〜 全猫種・成猫1歳〜6歳

 

グランツは成猫1歳〜、サイエンスダイエットは成猫1歳〜6歳までが対象になります。

 

各ライフステージに合わせ、その時その時に最適なフードを選ぶことは大事です。

しかし、フードの切り替えは時間を要したり、なかなか食べてくれなかったりと、うまくいかないことも少なくありません。

 

グランツのチキンとサーモンは、成猫1歳からシニア猫まで幅広く対応しています。

そのため、一度グランツに慣れればずっと使い続けることも可能です。また、グランツには、全年齢に対応しているチキン&サーモンも。フードの切り替えをする必要がないので、使い勝手が良いですね。

 

対するサイエンスダイエットは、猫の状態や年齢にあわせて、複数のラインナップが用意されています。

ライフステージ
  • 子猫用〜12ヶ月
  • 成猫用1〜6歳
  • 高齢猫用7歳以上
  • 高齢猫用11歳以上
健康状態
  • 歯と歯ぐきのケア
  • 環境アレルギーのケア
  • 糖尿病管理
  • 腎臓ケア
  • 回復期ケア
  • 体重管理
  • 消化ケア
  • 食物アレルギーケア
  • 心臓ケア
  • 肝臓ケア
  • 甲状腺ケア
  • 尿ケア
  • 高齢ケア

 

このように、サイエンスダイエットには細かな猫の状態に合わせ、多くの商品があります。愛猫にぴったりなフードが見つかる可能性も高いでしょう。

 

とは言え、ラインナップが多すぎて悩んでしまう方もいるかもしれません。

健康的な猫かつフードの切り替えが心配な場合はグランツを、より細かくフードを使い分けたい場合にはサイエンスダイエットを選ぶのも良いですね。

「グランツ」と「サイエンスダイエット」比較⑥:食いつきがいいのは?

グランツとサイエンスダイエットの食いつきについては、以下の通り。

グランツ

チキン

グランツ

サーモン

サイエンスダイエット

アダルトチキン

サイエンスダイエット アダルトまぐろ

粒の大きさ 10mm〜12mmのコイン型 8mm〜10mmのコイン型
良い口コミ
  • 食いつきが良い
  • 原材料が安心
  • 毛艶が良くなった
  • 食いつきが良い
  • 吐き戻しが減った
  • 価格が安い
悪い口コミ
  • 食べない
  • そのまま吐くことがある
  • 食べが悪い
  • 油っぽい
  • 太った

 

グランツもサイエンスダイエットも「食いつきが良い」という口コミと「食べない」という口コミ、双方の口コミがあります。

これは、猫の好みや咀嚼・嚥下力などが食いつきに大きく影響するため。そのため、どちらのフードの方が食いつきが良いと言いきることはできません。

 

粒の大きさに関しては、グランツが10mm〜12mm、サイエンスダイエットが8mm〜10mmと、サイエンスダイエットの方が小粒です。

咀嚼力が弱い猫には、サイエンスダイエットの方が食べやすいでしょう。

 

ただし、サイエンスダイエットの悪い口コミには「太った」というものも。

小粒が故に丸呑みしてしまう可能性も否定できません。また、高カロリーなフードなので、与えすぎには注意が必要でしょう。

 

丸呑み防止や食べ過ぎ防止をしたい場合には、噛み応えのあるグランツの方が良いかもしれませんね。

 

猫の咀嚼力や丸呑みの有無などで、使い分けるのも良いでしょう。

「GRANDSキャットフード」がおすすめの猫はこんな猫!

グランツキャットフードは、以下のような猫におすすめです。

 

猫の状態 おすすめの理由
全フレーバー共通 穀物アレルギーのある猫 グレインフリー。
尿路結石が気になる猫 尿路ケア効果のあるクランベリーやブルーベリーを配合している。
便のコントロールが悪い

プレバイオティクスを配合している。
運動量の多い猫 タンパク質が32%以上であり、良質な筋肉を作り出せる。
チキン 肉系のフードが好きな猫 肉類をたっぷり使用している。
毛艶や皮膚の状態が気になる猫 オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスが良い。
サーモン 毛艶や皮膚の状態が気になる猫(特に炎症が気になる場合) オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が高配合。

 

グランツキャットフードの特徴は、下痢や軟便、尿路結石など猫が抱えやすい問題にコミットしている点。

プレバイオティクスやベリー類など、人工加工物ではなく、自然由来の天然の原材料で作られているにも関わらず、猫特有の問題を解決できるように設計されています。

 

動物性タンパク質を多く含むため、活発な猫や活動量の高い猫に特におすすめです。

 

また、毛並みの悪さや皮膚炎などで悩んでいる猫の場合、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスが良いチキンやサーモンのフレーバーがおすすめ。

ただし、チキンには抗炎症作用を持つオメガ3脂肪酸が少ないです。

そのため、ひどい皮膚炎の場合にはあまりおすすめできないと考えられますので、もし皮膚炎が気になる場合はかかりつけの獣医さんに確認をしてみた方がいいでしょう。

 

グランツキャットフードの詳細が気になる方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

 

 

「SCIENCE DIET」がおすすめの猫はこんな猫!

サイエンスダイエットは以下の特徴を持つ猫におすすめです。

猫の状態 おすすめの理由
運動量の多い猫 高タンパク質・高カロリー。
免疫力を高めたい猫 ビタミンEなどビタミン類が豊富。
ライフステージや健康状態に合わせて食べたい猫 子猫用、高齢猫用、毛玉ケア用、体重管理用など、ラインナップが豊富。
コスパを重視したい飼い主 コスパが良いだけでなく、返金保証もある。
身近な店舗で購入したい飼い主 通販だけでなくホームセンター、ドラッグストアでも購入可能。

 

サイエンスダイエットの特徴は、コスパの良さとラインナップの豊富さ。

ライフステージや猫の状態に合わせて細やかなケアがしたい場合、特におすすめです。1袋あたりの価格も安く、手を出しやすいのもありがたいですね。

 

ただし、穀物類の使用が気になるのも確か。

消化不良などで体に負担をかけてしまったり、穀物アレルギーを発症する可能性もあるため、注意しましょう。

 

サイエンスダイエットの詳細が気になる方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

 

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